松下ホームアプライアンスは1日、ビルトインタイプのIHクッキングヒーター12機種を発表した。発売日、価格などはページ下部の表のとおり。なお、価格には工事費用は含まれていない。

新製品12機種は、昨年9月に発売された「KZ-VSW33D」などの後継モデル。すべてのモデルで、左右のIHヒーターは3kW、後ろのIHヒーターは1.5kW(ラジエントヒーターは1.25kW)、グリルは1,95kWとなっている。なお、電源は単相200Vが必要。

予熱も自動で行うIHクッキングヒーター「KZ-VSW33E」。「光る天面ナビ」と「簡単操作モード」が、初めてIHクッキングヒーターを使う人をサポート

「光(ひかり)火力センサー」を搭載したIHクッキングヒーターは、なべ底の温度をリアルタイムで検知し、食材を投入するタイミングを知らせたり、食材投入時の温度低下を防ぐことなどができる。新モデルでは、この「光火力センサー」の温度検知範囲を大幅に拡大。従来のセンサーでは検知不可能だった低温度にも対応できるようになった。これにより、予熱の温度コントロールも自動化。予熱不足による調理の失敗や、予熱のしすぎによるなべの傷みなどを防ぐことができる。また、予熱終了時に音声で知らせるほか、食材を投入しなくても一定時間その温度をキープすることが可能だ。

また、KZ-TS33E以上のモデルに、「光る天面ナビ」が搭載された。IHクッキングヒーターにはさまざまな機能が搭載されているが、機能が多くなればなるほど、操作手順が分かりにくくなる。「光る天面ナビ」は、IH購入者の大多数を占めるというビギナーユーザーでも使いこなせるよう、トッププレートに装備された各操作ボタンがアイコン化され、次に押すボタンのみが点灯するというものだ。

さらに、「フル操作モード」と「かんたん操作モード」の2種類の操作モードを採用。「簡単操作モード」は、使用できる機能は限定されるが、その分シンプルでわかりやすくなるというもの。「フル操作モード」と「かんたん操作モード」とはボタンで切り替えられる。「簡単操作モード」にした場合、メニューは加熱と揚げ物だけに絞られるが、より詳細な音声ガイドなどが提供される。また、IHクッキングヒーターと直接は関係がない機能だが、ストップウォッチ式の「カウントタイマー」も搭載されており、パスタのゆで時間やハンバーグを裏返す時間などを計るのに便利だという。

口数 品番 対応する金属 トッププレート幅 価格(工事費別) 発売予定日
3口IH KZ-VW33E ダブルオールメタル 75cm 42万円 7月1日
KZ-VSW33E 75cm 41万4,750円
KZ-VS33E 60cm 39万3,750円
KZ-MSW33E シングルオールメタル 75cm 36万7,500円
KZ-MS33E 60cm 34万6,500円
KZ-TSW33E 鉄・ステンレス 75cm 33万6,000円 7月10日
KZ-TS33E 60cm 31万5,000円
KZ-XSW33E 75cm 31万5,000円
KZ-XS33E 60cm 29万4,000円
2口IH+ラジエントヒーター KZ-HSW32E 75cm 29万4,000円
KZ-HS32E 60cm 27万3,000円
KZ-H32E 60cm 25万7,250円