プジョー・シトロエン・ジャポンは、主力モデルの207シリーズにワゴン2モデルを追加した。NAエンジンの「207 SW」と、ターボチャージャーを搭載した「207 SW GTi」の2モデルが用意される。価格は、207 SWのブラックファブリック内装モデルが269万円、受注生産のブラックレザーとグレージュレザーモデルが290万円、207 SW GTiが335万円。ボディカラーは全9色(うち1色はGTi専用カラー)が用意される。
「207 SW」「207 SW GTi」は、207シリーズラインナップを完成させるモデルとして登場したという。ハッチバックモデルに比べ、全長を120mm延長した4,150mm、全高は40mm高の1,535mmとし、ハッチバックモデルよりもリアシート位置を後方に移動、後部座席の足下スペースを拡大した。ラゲッジ容量は5名乗車時に337L、リアシート折り畳み時は最大1,258L。リアシートはワンタッチでフルフラットになる機構を備える。共にエンジンの排気量は1600ccで、207 SW GTiにはターボチャージャーが搭載される。トランスミッションは、207 SWが4速AT、207 SW GTiが5速MT。207 SW GTiにはWRC(世界ラリー選手権)などのモータースポーツ参戦で得たノウハウを注ぎ込まれているという。
ハッチバックモデルは、ヨーロッパの衝突安全テスト「EURO-NCAP」で5つ星を獲得しているが、207 SWはボディ特性に応じた補強を施しているという。乗員定員分の3点式シートベルトとシートベルト警告灯を備え、後部座席シートベルトにもフォースリミッターを備えている。また、車体姿勢制御プログラムESPを全車に標準搭載する。そのほか、左右独立エアコン、オートヘッドランプ、雨滴感知式オートワイパー、バックソナーなどを標準装備する。