趣味的"週間"ランキング(3/17～3/23) - 「華撃団」でサクラが満開! DVDでは『らき☆すた』がまさかの……

全国18店舗を展開するホビーショップ「ゲーマーズ(GAMERS)」の協力のもと、ゲーム、DVD、CDの各売上ランキングを紹介する「趣味的"週間"ランキング」。ちょっとほかとはちがう"濃い目"のランキングで、アキバを中心とした趣味的指数をチェックしてみよう。今回の調査期間は3月17日から3月23日の一週間。ゲーム編では、ドラマチックダンジョンRPGとして生まれ変わったDS『サクラ大戦 ～君あるがため～』が一気にトップの座についた。一方、DVD編では、上位の常連である『らき☆すた』がまさかの伸び悩み……。それでは、ランキング結果をじっくりチェックしていこう。

帝都、巴里、紐育。あなたのお気に入りは何華撃団?
週間売上ランキング - ゲーム編(3/17～3/23)

順位	先週	商品名	機種	メーカー名	発売日
1	－	ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ～君あるがため～ (オールスターパック)	NDS	セガ	2008 03/19
2	－	テイルズオブリバース	PSP	バンダイナムコゲームス	2008 03/19
3	1	ハヤテのごとく! お嬢様プロデュース大作戦 ボク色にそまれっ! お屋敷編	NDS	KONAMI	2008 03/14
4	2	ハヤテのごとく! お嬢様プロデュース大作戦 ボク色にそまれっ! 学校編	NDS	KONAMI	2008 03/14
5	3	12RIVEN -the Ψcliminal of integral- (サウンドトラック同梱版)	PS2	サイバーフロント	2008 03/13

機種名の略称は、PS2 (プレイステーション 2)、PSP (プレイステーション・ポータブル)、NDS (ニンテンドーDS)となります。

根強い人気を誇る「サクラ大戦」がニンテンドーDS向けにリリースされるだけでも大注目だったが、ダンジョンRPGの要素を取り込むことで、まったく新たなゲーム性を生み出し、さらに帝都、巴里、紐育の三華撃団が総出演となれば、否が応でも話題性はアップする。というわけで、今回のゲーム編で堂々の首位を飾ったのが、『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ～君あるがため～』。「オールスターパック」には、ニンテンドーDS Lite専用の"携帯キネマトロン改専用ポーチ"や"エンブレムステッカー"が付属する。やり込み要素も満載で、サクラ大戦ファンならかなり遊べる1本ではなかろうか。微妙なファン心理は難しいところではあるが……。2位に入った『テイルズオブリバース』はプレイステーション・ポータブル向けの新作で、プレイステーション 2向けにリリースされた同タイトルの移植版。もちろん、アイテムやイベントなどが追加されているので、PS2向けで遊んだ人も再チャレンジする価値アリだ。3位から5位までは、前回の1位から3位がそのままランクダウン。2本同時にリリースされた『ハヤテのごとく! お嬢様プロデュース大作戦 ボク色にそまれっ!』は、今回も「お屋敷編」が「学校編」を上回る結果となっている。

『らき☆すた』がまさかの2位! 劇場版の勢いで『CLANNAD』がトップ
週間売上ランキング - DVD編(3/17～3/23)

順位	先週	商品名	メーカー名	発売日
1	－	CLANNAD 4 (初回限定版)	TBS・光坂高校演劇部 / ポニーキャニオン	2008 03/19
2	－	らき☆すた 10 (限定版)	角川書店 / 角川エンタテインメント・京都アニメーション	2008 03/21
3	－	灼眼のシャナII 第3巻	ショウゲート / ジェネオン エンタテインメント	2008 03/21
4	－	H2O～FOOTPRINTS IN THE SAND～ 第1巻 (限定版)	角川書店 / 角川エンタテインメント	2008 03/21
5	－	ご愁傷さま二ノ宮くん 第4巻 (限定版)	角川書店 / 角川エンタテインメント	2008 03/21

『魔法少女リリカルなのはStrikerS』がランク外となり、ランキング上位がすべて新作タイトルとなった今回のDVD編。通常ならば『らき☆すた』がトップ! となるところだが、結果はなんと『CLANNAD』の最新巻が1位に輝いた。このところ、劇場版のDVDが発売されるなど話題性の高い『CLANNAD』だが、『らき☆すた』を抑えての1位はかなり価値が高い。基本的に順位の変動が乏しく、ヒエラルキーのはっきりしているDVD編において、この逆転劇は大きなターニングポイントになる可能性も……。この勢いが次巻でも維持されるか注目しておきたい。今回は残念ながら2位になってしまった『らき☆すた』も、このまま黙ってはいられないところであろう。前月の同時期のランキングと比べると、1位と2位は入れ替わったが、3位は同じ『灼眼のシャナII』。このあたり、上位の壁は少々厚いといった感じだが、シャナの逆転劇も当然期待の範疇である。4位には『H2O～FOOTPRINTS IN THE SAND～』の第1巻がランクイン。PCゲームが原作のTVアニメだが、かなり衝撃的な内容で話題になったタイトルである。5位は『ご愁傷さま二ノ宮くん』。こちらは、第4巻目にして趣味的ランキング初登場となった。

CD編は譲れません! PS2『らき☆すた』のOPテーマが再浮上
週間売上ランキング - 音楽CD編(3/17～3/23)

順位	先週	商品名	アーティスト名	メーカー名	発売日
1	2	ハマってサボっておーまいがっ!	泉こなた (平野綾)/柊かがみ (加藤英美里)/柊つかさ (福原香織)/高良みゆき (遠藤綾)	ランティス	2008 03/05
2	1	BLAZE (初回限定盤)	KOTOKO	ジェネオン エンタテインメント	2008 03/12
3	－	「ハヤテのごとく!」キャラクターCD12／マリア｜桂ヒナギク	マリア (田中理恵)/桂ヒナギク (伊藤静)	ジェネオン エンタテインメント	2008 03/21
4	－	「ハヤテのごとく!」キャラクターCD11／綾崎ハーマイオニー｜魔法少女プリティー・ナギ	綾崎ハーマイオニー (白石涼子)/魔法少女プリティー・ナギ (釘宮理恵)	ジェネオン エンタテインメント	2008 03/21
5	－	EXIT TRANCE PRESENTS SPEED アニメトランス BEST 3	オムニバス	EXIT TUNES	2008 03/05

DVD編でまさかの2位となった『らき☆すた』だが、音楽CD編では首位に返り咲き! 前回1位だったKOTOKOの「BLAZE (初回限定盤)」を抑えてふたたび1位の座に君臨した。PS2向けのゲームタイトル『らき☆すた ～陵桜学園 桜藤祭～』が発売されたのは1月末。2カ月を経てもOPテーマが人気をキープしているあたり、やはり『らき☆すた』人気は侮りがたし、である。『灼眼のシャナII』のOPテーマであるKOTOKOの「BLAZE (初回限定盤)」は、残念ながら2位に陥落。惜しくも連覇とはならなかったが、しばらくは上位2タイトルによるデッドヒートが続くのだろうか? あるいは新たな刺客が……。3位と4位は、奇しくもゲーム編と同様、『ハヤテのごとく!』。こちらも同日にリリースされた2枚のキャラクターCDが並んだ。3位はマリアとヒナギクの白皇学院生徒会長コンビ、4位はハヤテとナギの魔法少女対決!? 両タイトルともに、ちょっとヒネリの効いた組み合わせとなっている。5位は、こちらも再ランクインとなった「EXIT TRANCE PRESENTS SPEED アニメトランス BEST 3」。前2作同様、3作目も息の長いタイトルとなりそうだ。

上位のみが変動したゲーム編、一気にランキングが書き換わったDVD編、上位2作品が安泰だった音楽CD編と、それぞれのランキングで特徴的な動きが見られた今回の趣味的ランキング。DVD編において、"なのは"不在の週に『らき☆すた』が1位をゲットできなかったのは、かなり衝撃的なトピックだが、ここは『CLANNAD』の健闘を称えるべきであろう。とはいえ、『CLANNAD』もここで安心してはいられない。次回まちがいなく、最終巻を迎える『魔法少女リリカルなのはStrikerS』が登場します……。

※今回紹介している各ランキングは、ゲーマーズより提供されたデータをもとにマイコミジャーナルで独自に作成したものです。