ビー・エム・ダブリューは26日、コンパクトな1シリーズに2ドア4シーターのカブリオレモデル「ニューBMW 1シリーズカブリオレ」を追加し、発売を開始した。エンジンは2リッター直列4気筒DOHCのみで、トランスミッションには6速ATが組み合わせられる。右ハンドルのみで、価格は434万円。

BMW 1シリーズカブリオレ

BMW 1シリーズカブリオレ ソフトトップクローズ状態

「ニューBMW 1シリーズカブリオレ」は、これまでBMW 1シリーズの5ドアモデル、2ドアクーペに次いで投入された新モデルで、2ドアボディに電動ソフトトップを備える。ソフトトップは、車速40km/h以下であれば開くことが可能で、車速が約50km/hになるまでは動作しつづけるという。開閉時間は約22秒で、リモートコントロールキー操作で開くことも可能。また、ソフトトップながら高い遮音性を実現し、遮音性を向上するため一体式リヤ・ウィンドーも強化されているという。また、ソフトトップに使用されているファブリック素材は、カブリオレに使用されている中で強度が高く、遮音性にも優れ、スチール・ルーフと並ぶ断熱性も備えているという。

オプションのiDriveナビゲーションパッケージ装着車には、オートマチック・エア・コンディショナーにカブリオレ・モードが追加され、ソフトトップ・オープン時には外気温、日光の照射量、車速に応じて温度や風量が自動調整される。

エンジンは2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力156ps(115kW/6,400rpm)、最大トルク20.4kgm(3,600rpm)を発生する。ボディの傾きや前後方向、横方向の加速度が規定の限界値を超えたり、タイヤが路面とのコンタクト失ったことが検知されると、リヤ・シートのヘッドレストに内蔵された2本のロールオーバー・バーが飛び出し、乗員を保護する機能を持つ。また、フロント・ウィンドー・フレームのAピラーとその取付部も強化され、事故時にはロールオーバー・バーとして機能し、クローズド・ボディと同等の乗員安全性を確保するという。また、フロント・シートには、専用に開発されたヘッド/サイドエアバッグを内蔵し、側面からの衝突を検知すると腰から頭部にかけて展開し、乗員の上半身および頭部を保護する。