富士通は24日、7,200rpmの高速回転で320GBという大容量を実現した2.5インチ型HDD「MHZ2 BJ」シリーズを発表した。インタフェースはシリアルATA 3.0Gbit/s。7,200rpmの2.5型HDDとしては、320GBという容量は「世界初」(同社)という。6月末より販売を開始し、2008年度で200万台の販売を見込む。

「MHZ2 BJ」シリーズ

7,200rpmの同社従来品(MHW2 BJ)の最大容量は160GBだった。新シリーズ「MHZ2 BJ」のラインナップは80GB/120GB/160GB/200GB/250GB/320GBとなっており、従来比2倍の最大容量を実現した。ただし2.5インチ型HDD全体で見ると、同社には4,200rpmでは最大容量500GBという製品(MHZ2 BT)もある。

製品サイズは70.0(W)×100.0(L)×9.5(H)mm。シーク時間は読み出し時が10.5ms(typical)、書き込み時が12.5ms(同)。バッファメモリは16MB搭載する。そのほか、読み出し・書き込み時に2.3W(3.0Gbit/s時)/2.1W(1.5Gbit/s時)という低消費電力も製品の特徴となっている。

同社はこの製品を、ハイエンドのノートPCや省スペースのデスクトップPCなど、ハイパフォーマンスPC向けとしている。