アルプス社は、開発中の地図サービスを試験提供する実験サイト「ALPSLAB(アルプスラボ)」の携帯電話版「ALPSLAB mobile」(http://m.alpslab.jp/)を開設した。オープン時点では、外出先での利用価値が高い4つのサービス(「2画面地図」「ALPSLAB 地下街Flash」「モバイル版ALPSLAB route」「ALPSLAB here」)を提供している。

「2画面地図」は、従来から提供していたALPSLABの中核サービス「ALPSLAB base」を拡張したもので、より大きなサイズの地図を表示できる。ALPSLAB baseはこれまでも携帯電話での閲覧に対応していたが、2画面地図は1ページ中に表示する地図の縦サイズを従来の約2倍に拡張し、ページの切り替えをしなくてもより広範囲の地図を見られる。また、表示の90度横回転も可能で、最近のワンセグ対応携帯電話などで多い横位置での利用スタイルにも対応する。

1画面あたり従来比2倍の地図を表示

横位置表示にも対応

「ALPSLAB 地下街Flash」はFlash Lite2.0以上を搭載したau・ソフトバンク携帯電話に対応したサービスで、全国50か所の地下街の地図を閲覧できる。地図がFlashで提供されるため、専用のビューワーなどをインストールしなくてもスムーズな拡大・縮小が行える。

全国主要地下街の地図をFlash型式で提供

「モバイル版ALPSLAB route」は、PC版の「ALPSLAB route」で作成したルート地図を携帯電話から確認するもので、ルート画像をコマ送りで順に表示できる。

「ALPSLAB here」はGPS搭載携帯電話向けのサービスで、2007年12月から既に提供されている。GPSの測位データを含むメールをALPSLABの指定アドレスへ送信すると、周辺のコンビニエンスストアや無線LANスポットなどの情報がまとめて掲載されたメールが返信されるというもの。

同社では今後も携帯電話向けのサービスを開発していく予定で、ALPSLABに加えてALPSLAB mobileも順次充実させていくとしている。