Booksベストセラー週間総合ランキング3月14日~3月20日では、『ダーリンは外国人 with BABY』が新登場で1位を獲得した。
3月7日~3月13日のBooksベストセラー週間総合ランキング(日販調べ)
順位 | 書籍名(出版社) | 著者 |
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1位 | ダーリンは外国人 with BABY(メディアファクトリー) | 小栗左多里/トニー・ラズロ |
2位 | 夢をかなえるゾウ(飛鳥新社) | 水野敬也 |
3位 | B型 自分の説明書(文芸社) | Jamais Jamais |
4位 | ヘキサゴンドリル(扶桑社) | |
5位 | 女性の品格(PHP研究所) | 坂東眞理子 |
6位 | 犬と私の10の約束(文藝春秋) | 川口 晴 |
7位 | 流星の絆(講談社) | 東野圭吾 |
8位 | 零崎曲識の人間人間(講談社) | 西尾維新 |
9位 | ホームレス中学生(ワニブックス) | 田村裕 |
10位 | 親の品格(PHP研究所) | 坂東眞理子 |
『ダーリンは外国人 with BABY』(小栗左多里 / トニー・ラズロ)は100万部を突破した漫画『ダーリンは外国人』シリーズの最新刊。国際結婚したさおりとトニーが初めて親になって体験する"あれこれ"をわかりやすい漫画でつづる。ただし、これまでの同シリーズとは異なり、国際結婚であるがゆえのギャップが特に笑いを誘うわけではなく、子育てをした人なら誰もが経験しているような内容も多い。だが、医師からのアドバイスが載せられていたり、乳児を連れて飛行機に乗る方法が図解されているなど、出産を間近に控えている人や新人ママには役立つ情報が多い一冊となっており、実用書に近い漫画と言えるかもしれない。
また新書ノンフィクション部門では、『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代』(城 繁幸)が新登場で8位にランクイン。一昨年に出版された『若者はなぜ3年で辞めるのか? 』の著者が"昭和的価値観"を打ち破ったアウトサイダー的な若者の姿を描いている。
今週の注目
『日本人の背中 欧米人はどこに惹かれ、何に驚くのか』(サンマーク出版/井形慶子/1,600円(税別)
日本は、そして日本人は駄目だという本は世にあふれている。確かにそれは現実の1面であろう。だが海外の多くの国において「ジャパニーズ」は一目置かれる存在であるという。日本人であるとわかると途端に相手が安心し、簡単に信用されるという例は珍しいことではない。外国人はなぜ日本人を一種特別視し、日本人の何を高く評価しているのか―。本著は、世界90カ国で読まれる「ひらがなタイムズ」の元編集長で渡英70回を超える著者が欧米人の目に映る日本人の姿を教えてくれるもの。
阪神大震災において給水に整然と列をなす人々の映像は、日本人の礼儀正しさを象徴するものとして世界中の人々に感動を与えたといい、こうした日本人の美徳は海外でも良く知られているそうだ。著者はこうした海外から見た「日本人の良さ」を伝える一方で、今後国際社会でより尊敬を得るために何をなすべきかを説く。アドバイス自体は「恥じらいや遠慮は美徳にならない」「ユーモアのセンスを磨け」など一般的によく言われることでもあるが、裏付けるたくさんの実例を挙げており説得力がある。日本文化と日本人としてのアイデンティティに誇りを持たせてくれる一冊。