PIE2008の会場では、各社の最新デジタル一眼レフに触ることができる。人物モデルや模型などが用意されているので、被写体にも困らない。一眼レフはほとんどが正式発表後とはいえ、発売前の製品も多く、PIE2008会場でお披露目となっているモデルも多かった。また、いくつかのブースでは一眼レフの参考出品モデルも見かけられた。
ソニー、αフラッグシップモデルを展示
ソニーブースでは、最新の「α350」「α200」はもちろん、ミドルレンジモデル「α700」が並べられ、自由に手にとって触れられるようになっている。スケルトンモデルや手ブレ補正ユニットの展示もあり、メカニズムについてもよくわかるようになっている。また、すでにいくつかのイベントでも展示されているが、2008年中に発売予定の35mmフルサイズCMOSセンサーとボディ内手ブレ補正機能を搭載したαシリーズのフラッグシップモデルが展示されている。アクリルケースに入っていて触ることはできないが、早く登場してほしいカメラだ。
オリンパス、E-510に似たモックアップを出品
オリンパスでは、コンパクト一眼レフ「E-420」やフラッグシップ機「E-3」などを展示しているほか、外付けストロボを使用した多灯ワイヤレスフラッシュ撮影の体験コーナーも設置されている。
また、E-3のスーパーソニックウェーブフィルター(SSWF)の上に、ゴミの替わりに小さなビーズを載せ、スイッチでSSWFが稼働するデモ機を用意。実際にSSWFが振動すると、ビーズが跳ね回る様子が見られる。一見の価値ありだ。
また、同社ブースでは参考出品モデルがアクリルケースに展示されているが、どういったコンセプトの製品なのかなどは、完全に伏せられている。ボディデザインは現行モデルの「E-510」に酷似していることや、ボディ内手ブレ補正機構、「10.0 MEGAPIXEL」の表記などを考えると、E-510の後継機と考えるのが妥当だろう。背面の「OLYMPUS」ロゴがモニター上部にあるが、これは「E-420」で行なわれたデザイン処理。するとモデル名も「E-520」になるのではないだろうか。
ニコン、D60によるモデル撮影会などを開催
ニコンブースでも、2月22日に発売されたばかりの「D60」体験コーナーが用意されていた。用意された被写体が凝っていて、スズキ提供の二輪車デザインコンセプトモデル「Biplane(バイプレーン)」が撮影できる。また、多くのブースでは自前のメディアを使った撮影は許可されていないが、ここではSDカードを持参すると撮影したデータを持ち帰れるのが特徴だ。また、D3の高感度撮影デモ、RAW現像ソフト「CaptureNXデモ」など、各種ステージも予定されている。
キヤノンはKiss X2をアピール
キヤノンは発売日(3月21日)が迫った「EOS Kiss X2」をアピール。キヤノンの新機種ということもあってか非常に人気も高かった。また、カメラとプリンターの両方を手掛けるメーカーらしく、Kiss X2で撮影した画像を同社のプリンター「PIXUS」シリーズで印刷するというキヤノンおなじみのコーナーも用意されている。
ペンタックスは発売間もない「K20D」「K200D」を出品
ペンタックスブースでは、2月に発売を開始した「K200D」と3月発売の「K20D」を出品。いずれも、自由に手にとって撮影できるデモ機が豊富に用意されていた。また、K20Dのカットモデルや、防塵防滴を実現したシーリングが見られるスケルトンモデルの展示も行なわれている。
パナソニックはL10でデモ
パナソニックは「LUMIX DMC-L10」の展示機を多数用意し、大画面テレビVIERAとの連携もアピールしている。L10は2007年11月の発売で、そろそろ新機種の投入が待たれるところだ。