プリンストンテクノロジーは18日、パソコンから離れた位置でも操作が可能なワイヤレスペンタブレット「PTB-W1」、および手書き文字をそのままデジタルデータとしてパソコンで編集・保存できるデジタルインクパッド「PTB-DIP1」を発表した。価格はオープンだが、市場実売価格はいずれも1万9,800円。発売は4月中旬の予定だ。

「PTB-W1」

ワイヤレスペンタブレット「PTB-W1」

PTB-W1は、2.4GHz帯の無線を利用したワイヤレスペンタブレット。プログラマブルな16個のマクロキーを備えるほか、1,024レベルの筆圧の強弱に対応している。また、Windows XP上で手書きでテキスト文字の入力ができる付属ソフトウェア「MyScript Stylus」を利用すれば、キーボードレスでパソコンの操作が行える。さらにドローイングソフト「Corel Draw Essentials 3」、フォトレタッチ機能やペイント機能を搭載した「Corel Photo-PAINT Essentials 3」など6つのソフトウェアがバンドルされる。

本体サイズは278(W)×282(D)×20(H)mm、重量は595g。通信距離は約30m。読み取り分解能は0.0127mm、読み取り精度は0.42mm、読み取り速度は120rps。内蔵リチウムイオン電池で駆動し、連続使用可能時間は約16時間。インタフェースはUSB。対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista、Mac OS X 10.2.8以降。

「PTB-DIP1」

デジタルインクパッド「PTB-DIP1」

PTB-DIP1は、一般的なボールペンと同様の書き心地の専用ペンと普通紙を使用して、A4サイズ約100枚分の手書きデータを内蔵メモリ(32MB)、またはSDカード(最大2GB)に保存できるというもの。別売のカラーペンを購入すれば、色付きのデジタルデータも保存できるほか、付属ソフトウェア「MyScript Note Basic」を利用すれば保存した手書きデータをテキストデータに変換して編集・保存できる。さらに、内蔵マイクや市販の外部マイクを接続しての音声録音・MP3再生やタブレット機能を利用してPowerPointでスライドショーの操作、プレゼンテーションをしながらのコメント書き込みなども可能だ。

本体サイズは250(W)×350(D)×12(H)mm、重量は650g。読み取り分解能は0.0254mm、読み取り精度は0.42mm、読み取り速度は150rps。内蔵リチウムポリマー電池で駆動する。録音形式はモノラルWAVで、録音可能時間は最大約120分(内蔵メモリ使用時)。対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista。