三洋電機は19日、デジタルムービーカメラ「Xacti」シリーズの「DMX-CG9」を発表した。発売は4月18日を予定しており、価格はオープン。市場価格は4万円前後と予想される。
ラウンドフォルムや新色の採用など女性を意識した「DMX-CG9」。本体色には、ホワイト/レッド/ブラックの3色が用意される |
「Xacti」シリーズは、ムービーと静止画、両方の撮影が可能なハイブリッドカメラ。このところ、フルハイビジョン対応や防水モデル、H.264対応など、話題性の高い新機能を積極的に取り入れているが、今回発表された製品は、同シリーズの基本的なスタイルを強化したモデルとなる。
Xactiシリーズの一番のポイントとなっているのがムービーと静止画の両立だが、同製品では、約910万画素のCMOSセンサーを搭載(フルHDモデルよりも静止画用の画素数は多い)。従来機(DMX-CG65)では600万画素だった画素数を大幅にアップしている。また、撮像素子のサイズも、従来の1/2.5インチから1/2.33インチへと大型化、高画質化を図っている。ムービー撮影中の静止画撮影も可能だ(2Mピクセル)。光学ズームは5倍。スーパーマクロ機能を搭載しており、最短でレンズから1cmの対象を撮影できる。さらに、被写体ぶれにも有効な「マルチぶれキャンセラー」や写真撮影時に最大12人分の顔を検出できる「顔検出」機能も搭載する。
シンプルでわかりやすいメニュー画面 |
同製品では、連写機能も搭載。2Mピクセルで1秒間に5枚、最大で連続10コマまでの撮影が可能になった。静止画撮影機能と同時に、向上しているのが使い勝手の部分。「新エルゴノミクスデザイン」の採用は従来機と同じだが、より、手にフィットしやすいラウンドフォルムを新採用。また、操作ボタン類は、爪の長い女性でも操作しやすいように大型化。メニューも、従来のカメラ然としたものから、より親しみやすいシンプルなものへと変更されている。
なお、ムービーの記録方式は、DMX-CG65と同じくMPEG-4 AVC/H.264形式。最高画質のTV-HRモードでは、60fpsでのなめらかな映像も記録可能だ。