ソニーは、HDMI端子などを搭載したフォトプリンター「ピクチャーステーション」2機種を4月18日から、画像処理エンジン「BIONZ」とWVGA液晶パネルを採用したデジタルフォトフレーム「S-Frame」3機種を5月9日から発売する。価格は全てオープンプライスで、推定市場価格はピクチャーステーションが2万~2万5,000円前後、フォトフレームが2万円~3万5,000円前後。

DPP-FP95ホワイト

HDMI搭載フォトプリンター「ピクチャーステーション」

DPP-FP95 ブラック

DPP-FP95 ホワイト

FPP-FP75

ピクチャーステーション「DPP-FP95」と「DPP-FP75」は、メモリカードスロットを備え、ポストカードサイズまでのプリントに対応した昇華型フォトプリンター。推定市場価格はFP95が2万5,000円前後、FP75が2万円前後。

本体には3.6型TFTクリアフォト液晶(FP95)/3.5型TFTカラー液晶(FP75)を備えるほか、上位モデルのFP95にはピクチャーステーションシリーズとして初めてHDMI端子も備え、ハイビジョン画質の映像をテレビに出力できる。ボディカラーは、DPP-FP95がホワイトとブラック、DPP-FP75がホワイトのみ。同社の「リンクメニュー」対応BRAVIAシリーズと接続すると、テレビ付属のリモコンでプリント操作やスライドショーなども行える。

搭載された画像処理エンジン「BIONZ」により、逆光補正、ピンぼけ補正、赤目補正が行えるほか、新たに「美肌補正」が追加され、本体の「くっきり補正ボタン」を押すだけで人物の顔を自動検出して肌をきれいに補正するという。また、編集機能には1色だけを残してほかの色を白黒にできる「ワンポイントカラー」や、画像を油絵のように仕上げられる「絵画調」が追加された。さらに、カレンダーなどを作成できるクリエイティブプリントには、「スクラップブック」「フレーム」「スタンプ」も追加された。

画像表示は1枚表示のほか、時計やインデックス表示、10パターンのスライドショー機能も持つ。対応メディアは、FP75がメモリースティック、メモリースティックDuo(Pro含む)、SDメモリーカード、MMC、xDピクチャーカード、FP95ではさらにCF、microdriveも対応している。オプションのBluetooth USBアダプタ「DPPA-BT1」(3,980円)を利用すれば、Bluetooth機能に対応したデジタルカメラや携帯電話で撮影した写真をワイヤレスで印刷できる。本体サイズ/重量はFP95が180(W)×67(H)×137(D)mm/約1.2kg、FP75が180(W)×66.8(H)×137(D)mm/約1.1kg。

WVGA液晶とBIONZ搭載デジタルフォトフレーム「S-Frame」

DPF-V900

デジタルフォトフレーム「S-Frame」は、800×480ドットのWVGA液晶を搭載したフォトフレーム。内蔵メモリは「DPF-V900(9型液晶)」「DPF-V700(7型液晶)」が512MB、「DPF-D70(7型液晶)」が256MB。V900とV700にはHDMI端子も備え、ハイビジョンテレビにも接続できる。価格はV900が3万5,000円前後、V700が2万5,000円前後、D70が2万円前後。

DPF-V900

DPF-D70

画像処理エンジン「BIONZ」を搭載しており、コントラストや露出レベル、シャープネスなどそれぞれの画像にあった補正を自動で行うほか、リモコンが付属しリモコンの「くっきり補正」ボタンを押すと、逆光、ピンボケ、赤目、美肌補正などを行う機能も持つ。画像補整時には液晶画面に補正前後の2画像を同時に表示する機能も持ち、補正後の画像を保存できる。

HDMI端子を備え、ハイビジョンテレビに接続できる

付属のワイヤレスリモコン

対応メディアはメモリースティック、メモリースティックDuo(Pro含む)、SDメモリーカード、MMC、xDピクチャーカード、CF、microdrive。オプションのBluetooth USBアダプタ「DPPA-BT1」(3,980円)を利用すれば、Bluetooth機能に対応したパソコンや携帯電話などから撮影した写真をワイヤレスでフォトフレーム内蔵メモリに転送できる。V900の本体サイズは245(W)×162(H)×38.5(D)mmで、重量は約800g。V700、D70の本体サイズは207(W)×137(H)×38.5(D)mmで、重量は約550g。ワイヤレスリモコンとACアダプタが付属する。