アウディ ジャパンは、フルモデルチェンジした新型のプレミアム ミッドサイズセダン「アウディ A4」を18日より発売する。価格は419万円(1.8L、FF)と645万円(3.2L、4WD)。また、4月19日と20日には、全国のアウディ正規ディーラーにおいてセールスフェアが行なわれる。
「アウディA4」は、1972年にデビューした「アウディ80」以降、37年にわたりスポーティでエレガントなミッドサイズセダンとして世界中で評価され、前モデルまでの7世代合計で850万台以上が販売されたアウディの主要モデル。日本においても、アウディ ジャパンの販売全体の約4割を占めている。
今回発売される8世代目の「アウディ A4」は昨年のフランクフルトショーで公開され、11月よりドイツ本国などで発売が始まっている。日本に投入されるモデルは環境にも配慮した2種類のガソリン直噴エンジン、完全に新設計されたシャーシレイアウトや数々の最新技術により、燃費を低減しつつスポーティな走りを可能にしている。また、ワゴンボディの「アバント(Avant)」は従来モデルが引き続き販売される。
新型アウディA4は、フロントアクスルやステアリングギアボックスの搭載位置を移動させてフロントのオーバーハングを短縮。合わせてロングホイールベース化することにより、前後重量配分を最適化し、乗り心地や歩行者保護性能を向上させている。
環境技術においても、ボディシェルを先代に比べ10%軽量化。エアロダイナミクスではCd値0.27を達成するなど、燃費を先代比で7%(1.8TFSI)、もしくは9%(3.2 FSI quattro)も低減している。
スタンダードな「A4 1.8TFSI」は、最高出力118kW(160ps)の1.8L(リッター)直列4気筒 直噴ターボエンジンを搭載。トランスミッションは「マルチトロニック」(CVT)が組み合わせられ、フロントホイールを駆動する。
もうひとつの「A4 3.2FSI クアトロ(Quattro)」は3.2LのV型6気筒 直噴エンジンとフルタイム4WDの「クアトロシステム」が組み合わせられる。エンジンには低燃費と高出力を実現する「アウディ バルブリフト システム」を採用した。最高出力は195kW(265ps)、トランスミッションは電子制御6速AT (ティプトロニック)。どちらのモデルも右ハンドルとなる。
またエンジン、トランスミッション、ステアリング、サスペンションの作動特性をスイッチで選択できる「アウディ ドライブ セレクト」や、可変ステアリングギア比を備える「アウディ ダイナミック ステアリング」などがオプションで用意されている。
今まで「A6」以上のラグジュアリークラスに採用されていた「マルチメディアインタフェース(MMI)」(フルセグ地デジチューナーTV放送対応)や、「アウディ ミュージック インタフェース(AMI)」を標準装備。デンマークの高級オーディオ、バング&オルフセンのカーオーディオもオプション設定される。