今週の秋葉原ではSP1(Service Pack 1)適用済みWindows Vistaがついに販売開始となった。SP1適用済みDSP版は、Home Basic、Home Premium、Business、Ultimete、Ultimete Σの5つで、それぞれに32bit版64bit版がある。価格はおおよそ従来バージョンと同等。
Vista SP1に関しては導入済みのユーザーも多いと思われるが、概ね好評で、Ultimete Σの入荷数は少なかったけれど……と話すある店舗では日曜の時点で既に完売、それどころかUltimeteに関しても完売している店舗もあった。自社ショップブランドPCの売れ筋はXPモデルだったと話す店舗では、「これで(Vistaインストールモデルに)弾みが点いてくれれば」という話も聞かれた。
パワーユーザー向けのハイエンドCPU「Skulltrail」こと「Core 2 Extreme QX9775」の販売が開始された。4コアCPUをデュアルで使う構成のSkulltrail。販売は2個セットとなり1個の価格が17万後半~18万強。2個では35万円超という高額商品だが、店舗によっては完売も確認できた。ただし対応マザーボードの販売がまだ始まっていない状態というのが難しいところ。他のある店舗ではマザーボードとセットという予約者がほとんどという取り置き状態も聞かれた。
ところで、最近の話題と言えばHDD。まずは価格で、1TBが特価で2万円以下になることもよく耳にするようになったが、その半分サイズの500GB HDDも通常価格で1万円を切るようになった。もうひとつは1プラッタ320GB超というトレンド。HDDは同じ回転数で比較するのであれば、記録密度が高ければ高いだけデータ転送速度も高速。320GB/1プラッタのWestern Digital WD 3200AAKS(320GB/16MBキャッシュ/7200rpm)、334GB/2プラッタのSamsung HD753LJ(750GB/32MBキャッシュ/7200rpm)の2製品が先週登場している。
グラフィックスカードではファンレスのRadeon HD 3870がSapphireから登場。「Ultimete HD 3870」という製品名で、搭載メモリもGDDR4の512MB。冷却方法はヒートパイプを通じてカード裏面の大型ヒートシンクから熱を逃がすというもの。また、GeForce 8800 GTSのオーバークロックモデルもZOTACから登場している。コアクロックは678MHz、メモリクロックは972MHzでタイプ・容量はGDDR3の512MB。