ヤマハ発動機は、デザイン性を重視したフレームに快適で使いやすい機能装備を充実させた女性向けの電動アシストサイクル「PAS CITY-M リチウム」を4月1日より発売する。価格は10万2,800円(バッテリー含む)。
同社は1993年の初代「PAS」発売以来、PASユニット(動力部)の小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきており、現在は主婦層やシニア層を中心に、通勤・通学などに使用する若年層や男性まで、年代・性別を問わず幅広く支持されているという。こうした市場拡大傾向の中、同社では従来のタウンユース系の軽快車では満足できないユーザに向け、「PAS CITY-S リチウム」や「PAS CITY-F リチウム」など、デザイン性を重視したモデルを投入してきた。今回新発売する「PAS CITY-M リチウム」もその流れを汲むバリエーション拡充であり、よりいっそう女性が使いやすい機能や装備を充実し、デザイン性も兼ね備えたモデルとしている。
同製品の特長は、リラックスした乗車姿勢がとれるプロムナードハンドルや、乗り降りしやすいゆったりサイズのフレーム、幅広で乗り心地に優れたテリーサドルなど、快適性とデザイン性を兼ね備えたパーツを採用したこと。さらに、手元で簡単にハンドルのふらつきをロックする新"テモトデロック"や、軽い力でもスタンドがかけやすく、駐輪時の安定性も高い新"らくらく幅広スタンド"、操作しやすく視認性に優れたグリップシフト、荷物を載せやすい大型ステンレス製バスケットやステンレス製の骨太リアキャリアなど、女性が使いやすい装備も充実したとしている。
また基本性能として、バッテリーのサイクル寿命や低温特性に優れた4.0Ahリチウムイオンバッテリーを搭載したほか、アシスト制御プログラムの変更により、メリハリのある走行感覚を実現した。なお、1充電あたりの走行距離は、一般路走行パターン測定時で標準モード・オートエコモードプラス使用の場合は約63kmとしている(メーカーテスト値)。カラーバリエーションは、パールアイボリー、チョコミント、チャコールグレーの3色。
主な仕様は以下のとおり。
サイズ | 全長 | 1,875mm |
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全幅 | 560mm | |
ホイールベース | 1,180mm | |
サドル高 | 770~910mm | |
タイヤサイズ | 26×1 3/8 | |
変速方式 | リアハブ内装3段式 | |
車両重量 | 26.1kg | |
電動機 | 形式 | ブラシレスDCモーター |
定格出力 | 240W | |
電池 | 種類 | リチウムイオン電池 |
電圧/容量 | 25.9V/4.0Ah | |
充電時間 | 約2時間 |