本田技研工業は、大型スポーツバイクのフラッグシップモデル「CB1300 スーパーフォア(SUPER FOUR)」、「CB1300 スーパーボルドール (SUPER BOL D'OR)」の環境性能を高めるとともに、カラーリングを変更して18日より販売する。また、カラーオーダープランモデルは6月より発売する。価格は、「CB1300 スーパーフォア」が111万3,000円から120万7,500円(ABS搭載車、カラーオーダープラン含む)、「CB1300 スーパーボルドール」が121万8,000円、同ABS搭載車が129万1,500円。
「CB1300 スーパーフォア」は1998年より販売を開始。1300ccの力強いエンジンと、大型バイクらしい存在感のあるスタイリングを特長とした同社のネイキッドロードスポーツタイプにおけるフラッグシップモデルとなっている。2003年にはPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)を搭載、2005年には、ハーフカウルを装備した「CB1300 スーパーボルドール」やABS搭載モデルを追加し、30代~40代を中心とした幅広い層に根強い人気を得ている。
今回販売されるCB1300 スーパーフォアとCB1300 スーパーボルドールは、従来からのPGM-FI搭載エンジンに、新たにキャタライザー(触媒装置)をエキゾーストパイプに配置。これにより2007年国内二輪車排出ガス規制に適合させるなど、より環境に配慮したモデルとしている。また、エンジン回転の安定性を向上させる「IACV(Intake Air Control Valve)」を採用。エキゾーストパイプは低・中回転域の出力特性を重視した集合レイアウトとなった。
シートは、新しいパターンのステッチを採用。さらにタンデムシート部の形状を見直すことで、ライダーとパッセンジャーが乗車した時の一体感と座り心地を向上させている。またハンドル周りでは、グリップがより握りやすいように、グリップ性の高い材質とデザインに変更。メーターは、スピード / タコメーターの文字盤の書体とデザインを変えることで、視認性と質感の双方を高めた。
水冷・4ストローク・直列4気筒・1300ccエンジンは、外観の色をマットアクシスグレーメタリックに変更。車体のサイドカバーには、主体色と同様のカラーリングを施している。カラーリングは、CB1300 スーパーフォア(含ABS)に2色、CB1300 スーパーボルドール(含ABS)に3色が用意される。
カラーオーダープランはカウルのないCB1300 スーパーフォア(含ABS)のみに用意され、価格はベース車両の2万1,000円アップとなる。「ダークネスブラックメタリック×キャンディーグローリーレッド」「アイアンネイルシルバーメタリック×ヘビーグレーメタリック」「ダークネスブラックメタリック×キャンディータヒチアンブルー」という3色のボディカラーと、「マットアクシスグレーメタリック」「スパークリングシルバーメタリック」の2色のホイールを設定。合計で10通りの組み合わせが可能になる。
CB1300 スーパーフォアの主な仕様は、全長2,220mm×全幅790mm×全高1,120mm、ホイールベース1,515mm、シート高790mm、車両重量259kg、水冷・4ストロークDOHC直列4気筒エンジン、排気量1,284cm3(ボア78.0×ストローク67.2mm)、最高出力74kW(101ps)/7,000rpm、最大トルク114Nm(11.6kgm)/5,500rpm、セルフ式スターター、タンク容量21L、タイヤサイズ:120/70ZR 17M/C(58W)、後180/55ZR 17M/C(73W)。CB1300 スーパーボルドールについては、車体サイズ:全長2,220mm×全幅790mm×全高1,215mm、車両重量264kgとなり、ほかはCB1300 スーパーフォアと同じ。