15日、東京・秋葉原のCAFFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店で、Vistaマニア事務局主催の「Windows Vista Ultimate SP1 Σ(シグマ)」発売記念イベントが行われた。イベントにはマイクロソフトの三橋勉氏、インテルの天野伸彦氏、ライターの笠原一輝氏、高橋敏也氏らが出席し、Windows Vista with SP1についてのプレゼンテーションを行った。
会場となったCAFFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店には、特別ステージが用意され、イベントがスタートする13:00には多くの人で賑わっていた。イベントはマイクロソフトの三橋勉氏によるプレゼンテーションからスタート。三橋氏は、Windows Vista with SP1の拡充したセキュリティ機能や操作性の向上、Direct3D 10.1に対応した点などをアピールした。
マイクロソフトの三橋勉氏 |
続いて、笠原一輝氏が登場し、ベンチマークテストのスライドを交えてSP1のパフォーマンスが向上したことをアピール。SP1になって、消費電力、ネットワークファイル共有の性能、Zipファイルの圧縮・解凍性能などが改善された点、BitLocker機能が拡張された点を評価した。また、「Direct3D 10.1」に対応している点についても言及。「Direct3D 10.1に対応するのはWindows Vistaのみなので、3DMark VantageやDirect3D 10.1対応のゲームを動かそうとしたら、SP1の導入が必要」とコメントした。
高橋敏也氏は、SP1を搭載したデスクトップPCを持ち込み、「Antecの最新ケースにCore 2 Duo E8500、GA-EP35-DS4、GeForce 9600 GT、ブルーレイ ドライブ、シリアルATAのハードディスク2台入れています。SP1をネットワークに接続した状態でクリーンインストールするまで35分でした」と語り、インストールの簡単さをアピールするとともに、ドライバCDを使用せずに、ほぼすべてのインストールが完了するSP1のドライバの充実ぶりを評価した。
また、“神様”ことインテルの天野伸彦氏も登場。冒頭に「Core 2 Duo E8000シリーズ」の供給不足とCore 2 Quad Q9000シリーズについても、似たよう品薄傾向が見込まれることを謝罪し、プレゼンをスタート。SP1については、動作するアプリケーションが従来モデルと比べて多い点や軽快な動作などを評価。「SP1はゴージャスな車を運転している気分で使える」(天野氏)とコメントした。
また同イベントではWindows Liveの解説も行われた。Windows Liveの活用例として、フリーライターの清水理史氏とタレントの鈴木千絵里さんが登場。ブログをまめに更新しているという鈴木千絵里さんに、ブログの記事を簡単に編集・投稿できる「Windows Live Writer」や無料で使える5GBのオンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」を紹介した。
そのほか、秋葉原の主要ショップでスタンプを集めて会場に持参するとSP1Σオリジナル缶コーヒーがもらえるスタンプラリーやイベント当日に「SP1Σ」を購入した人を対象として「Core 2 Extreme QX9650」や「Wii Fit」などが当たる抽選会が催され、来場者を楽しませた。