VirtuaWin 4.0の「Window rules」パネル

VirtuaWin開発チームは、Windows用マルチデスクトップ環境ソフトの最新版「VirtuaWin 4.0」をリリースした。対象システムはWindows 9x / ME / NT / Win2K / XP / Server 2003 / Vista、バイナリパッケージは通常版とUnicode対応版の2種類。ソースコードはGNU GPLv2のもと、オープンソースソフトウェアとして公開される。

今回のリリースは、2007年11月に公開された前バージョン (v3.2) からの正式バージョンアップという位置づけ。ウインドウの表示方法に関する高度な設定を行うためのツール「Window rules」を追加、GUIで高度なカスタマイズが可能となり、設定ファイルをテキストエディタで編集する必要がなくなったほか、管理可能なウインドウ数の上限が廃止された。

VirtuaWinは、仮想デスクトップ機能を提供するWindows用オープンソースソフトウェア。最大で20の仮想画面を作成でき、マウスポインタの画面の端への移動で画面切り替えを許可するかどうかや、画面を切り替えるまでの待ち時間やホットキーなど高いカスタマイズ性が特徴。多数配布されている拡張モジュールの導入により、機能アップを図ることもできる。動作の軽さや仮想画面間でタスクトレイを共有できるなど、使いやすさの点でも定評がある。

タスクトレイからウインドウを切り替えることも可能