ビー・エム・ダブリューは、4月11日より6月8日まで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、歴代のBMWアート・カーを展示する「透明なスピード ~BMW アート・カー展~」を開催する。入館料は1,000円(一般)。

フランク・ステラ BMW 3.0 CSL

BMW アート・カーコレクション(BMW Art Car Collection)は、BMWのレーシングカーや市販車のボディに、著名なアーティストがグラフィックを施したもの。1975年にアメリカの彫刻家であるアレクサンダー・カルダーが、美術競売人でレーシング・ドライバーでもあった友人のエルベ・ポーランのためにレーシングモデルの「BMW 3.0 CSL」をペイントしたことからスタート。現在まで自動車とアートとを融合させたこの試みは続けられている。2008年5月末には16台目のアート・カーとしてモダンアートの旗手であるオラファー・エリアソンの作品がドイツで公開される予定。

今回の展覧会は、2005年から始められたBMWアート・カーコレクションのワールドツアーの一環として開催される。日本での開催後、アメリカ、カナダ、ヨーロッパでの公開が予定されている。

日本で行なわれる展覧会の概要は以下のとおり。空間構成は、気鋭の建築家・青木淳氏が手がける。

「透明なスピード~BMWアート・カー展~」
会期 :2008年4月11日(金)~6月8日(日)※会期中無休
開場 :10:00~20:00 ※金・土・祝前日は21:00まで。入館は閉館の30分前まで
会場 :森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階
入館料:一般 1,000円、高大生 800円、4歳~中学生 500円

展示車両および作家:
・フランク・ステラ BMW 3.0 CSL (1976)
・ロイ・リキテンシュタイン BMW 320i group 5 racing version (1977)
・A. R. ペンク BMW Z1 (1991)
・デイヴィッド・ホックニー BMW 850CSi (1995)
・ジェニー・ホルツァー BMW V12 LMR (1999)

また、ビー・エム・ダブリューのショールーム「BMW Group Studio」では、4月5日から5月11日にかけて、アレクサンダー・カルダーの手掛けた初代のアート・カー「BMW 3.0 CSL」(1975)を展示する。こちらは入場無料。

アレクサンダー・カルダー BMW 3.0 CSL

フランク・ステラ BMW 3.0 CSL

ロイ・リキテンシュタイン BMW 320i group 5 racing version

A. R. ペンク BMW Z1

デイヴィッド・ホックニー BMW 850CSi

ジェニー・ホルツァー BMW V12 LMR