レノボ・ジャパンは11日、企業ユーザー向け超小型デスクトップパソコン「ThinkCentre M57 Eco Ultra Small」を発表した。

「ThinkCentre M57 Eco Ultra Small」

ThinkCentre M57 Eco Ultra Smallは、同社のこれまでの製品の中でもっとも環境に配慮したデスクトップだ。全PCメーカーの製品においてはじめて米国環境基準「GREENGUARD」に認定されたパソコンとなるほか、EPA(米国環境保護庁)が設定するEPEAT(電子製品環境アセスメント・ツール)の「GOLD」、および同庁のEnergy Star 4.0に認定されている。また、ThinkCentreシリーズの中でプラスチック部品にリサイクル材料を使った初のモデルとなる。

ThinkCentreシリーズ史上もっとも小さな筐体ながら、電力効率向上と低騒音設計により、高冷却効率を実現している。動作音については、あらゆる作動モードで音響レベル40dB以下で、ThinkCentreシリーズ中一番静かだという。

セキュリティ面では、すべてのThinkVantageテクノロジーを搭載し、ボタン1つでウイルス被害からの回復、システムのアップデート、HDDのクリーンアップ、ヘルプといったサポートが受けられる。また、Intel vProテクノロジーに対応し、セキュリティ・パッチのインストールなどのシステム保守をリモートで実行し、エネルギー・ポリシーの設定を確実に適用できるほか、システムの電源がオフになっている場合やBIOS・ハードドライバが作動しない場合でもシステムのサポートが可能だ。さらに、TPMセキュリティー・チップも内蔵し、高いセキュリティを利用できる。

「ThinkCentre M57 Eco Ultra Small 6394A11」の仕様は、CPUがインテル Celeron プロセッサー440、メモリが1GB(1GB×1、最大4GB)という組み合わせだ。ハードディスクは160GB容量の7,200回転HDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。セキュリティーチップを搭載する。OSはWindows Vista Businessダウングレード(Windows XP Professional初期導入済み)。価格は8万9,250円。

「ThinkCentre M57 Eco Ultra Small 6394A12」の仕様は、CPUがインテル Core 2 Duo プロセッサー E8200、メモリが2GB(1GB×2、最大4GB)。ハードディスクは160GB容量の7,200回転HDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを備える。その他の機能は、セキュリティーチップなど。OSはWindows Vista Businessダウングレード(Windows XP Professional初期導入済み)。価格は13万6,500円。