シンタックスジャパンは、RMEブランドのマルチチャンネル・オーディオインタフェース「HDSPe MADI」を2月末に発売すると発表した。価格はオープン。

HDSPe MADIはマルチチャンネル・オーディオ規格であるMADIの利点を最大限に活用し、48kHzで24ビット・オーディオを64チャンネル、96kHzで32チャンネル、192kHzで16チャンネルを1本のケーブルで伝送可能。さらに、64チャンネルのオーディオデータを1本のケーブルで伝送できるだけではなく、最大2000mの長距離伝送に対応している。また、同製品を3つ同時使用することで、同時に192チャンネルの入力と192チャンネルの出力を使用することも可能である。

マルチチャンネル・オーディオインタフェース「HDSPe MADI」

同期基準クロックをMADI/ワードクロック入力のいずれかに固定して使う

ダイナミックレンジ110dBの24Bit/96kHzのアナログ・ライン/ヘッドフォン出力を搭載し、全ての入出力信号を直接モニタリングすることができる。また、同梱の拡張ボードはワードクロック入出力を備え、変圧器によってガルバニック絶縁され、自動的にシングルとダブルスピードの両信号で作動する。

付属品として、ハードウェア処理によりCPUへの負荷をかけないデジタルリアルタイムミキサー「TotalMix」を装備。これにより、全オーディオチャンネルに搭載されるRMS、ピークレベルメータはDSPハードウェア処理によってCPUへ負荷をかけることがない。

マルチクライアントASIOホストとして動作する「DIGICheck」、WDM、MME、ASIO、GSIFなどどんなソフトウェアとでも入出力共に併用使用することができる(Windowsのみ)。

同梱拡張ボードを使用する場合はPCI Express規格の空きスロットが2つ必要となっている。対応OSは、Windows 2000 SP4以降/XP SP1以降/XP 64bit Edition/Vista、Mac OS X v10.4.8以降。