NTTドコモは10日、FOMAデータ通信カードの新製品「N2502 HIGH-SPEED」(NEC製)を17日より販売開始すると発表した。受信最大7.2Mbps(規格上の理論値)のFOMAハイスピード(HSDPA)および定額データプランに対応し、高速のデータ通信を定額で行うことができる。

受信最大7.2Mbpsに対応した「N2502 HIGH-SPEED」

コンパクトフラッシュ型のデータ通信カード。2007年10月に開発発表が行われており、その時点では受信速度が最大3.6Mbpsとされていたが、7.2Mbpsに対応しての発売となった。なお、ネットワーク側の対応は今後のため、実際に7.2Mbpsのスピードが利用できるのは4月以降順次となる。送信および従来のFOMAエリアでの通信は最大384kbps。

CFカードスロットTypeIIのほか、付属のアダプタを利用してPCカードスロットにも装着可能。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Windows CE.NET 4.1およびWindows Mobile 5.0。開発発表時はWindows Mobile 6にも対応する予定だったが、発売日時点で検証が完了しないため現在のところ除外されている。正しく動作することが確認された時点で対応OSに追加される予定。

その他の機種としては既に発売されている「L705iX」(電話機型)、「A2502 HIGH-SPEED」(USB接続型)および未発売の「OP2502 HIGH-SPEED」(ExpressCard/34スロット用、4~5月発売予定)が受信最大7.2Mbpsに対応する予定。