「テレビの青春! 昭和30年代番組展」が、近鉄百貨店阿倍野本店(大阪市阿倍野区)9F近鉄アート館で開かれている。高度経済成長期に進もうとする昭和30年代の日本にスポットを当て、当時のテレビ番組の上映や番組資料を展示し、6畳一間の"お茶の間"も再現して時代の空気感を伝えている。開催期間は3月12日まで。
最近では、映画『ALWAYS三丁目の夕日』などの公開で大人から子供まで昭和30年代に熱い視線が注がれている。そんな中、同展は財団法人放送番組センターが主催する関西初の催し。当時の日本を「テレビ」を通して振り返ろうと、会場では「月光仮面」や「七人の刑事」、「シャボン玉ホリデー」など懐かしの番組・CMを上映。NHK大河ドラマなどの番組写真や台本などのほか、特別展示として関西での開催ならではの「番頭はんと丁稚どん」などのコメディ番組の資料や、「アップダウンクイズ」など当時の人気番組を撮り続けた毎日放送のテレビカメラまでお目見えする。
昭和30年代を最も代表する車は、ダイハツの「ミゼット」。当時のブルキ玩具黄金期の作り方を踏襲し、さらに当時の近鉄百貨店ロゴデザインの幌を装ったオリジナル版のブリキ玩具も限定販売される(限定10個、1個12,600円) |
さらに当時を代表する車であるダイハツの「ミゼット」の実車も登場。6畳一間の"お茶の間"も再現し、3月8、9の両日には11時と14時の各回先着20人で撮影会を行う。当時のレシピに基づいて学校給食も再現。同店9階レストラン街「NOBUO」にて、開催期間中15時から各日限定30食で実際に味わうことができる(1食683円)。3月9日には同店9階こもれびの広場にて、13時と15時からの各回30分で「てなもんや三度笠」などの生みの親である演出家の澤田隆治さんと、「頓馬天狗」などの番組に出演したコメディアンの芦屋小雁さんを迎えてトークショーが開かれる。
当時のレシピに基づくクジラの竜田揚げ、ポークビーンズ、フルーツクリーム和え、コッペパンや瓶牛乳の懐かしの学校給食を再現。当時の食器にもこだわり雰囲気たっぷり。開催期間中は限定30食で実際に味わうことができる |
入場無料。時間は10時~20時(最終日は17時閉館)。