東京ビッグサイトで7日まで開催中の「LED Next Stage」で、他社がLEDを使用した実用的な製品を展示する中、三菱電機オスラムは、若干肩の力を抜いた製品を展示している。 例えば、単4電池を電源とするコンパクトなLEDライト「DOT-it」。3本のLEDが組み込まれており、直径67mm×厚さ21mmのタイヤ型(?)をした照明器具だ。ライトが見える部分を押すと3灯すべてが点灯し、さらに押すと、2灯、1灯、消灯というように切り替わる。単4電池3本で、約100時間の点灯が可能という。

ポケットライトとして使うことも可能だが、同社では、クローゼットや棚の内部照明として使用したり、アウトドアで使ったりといった用途も想定しているようだ。裏面には接着テープが付いており、マグネットや面ファスナー(どちらも付属)を取り付けることで、さまざまな場所に設置できる。ベットサイドや下駄箱のなかなど、アイデア次第でおもしろい応用ができそうな製品だ。価格はオープンで、市場価格は980円前後。2月に発売されて以来、すでに数万個が売れているということで、なかなかのヒット商品になっているとのことだ。

同ブースではこのほかにも、LEDを組み込んだボトルキャップや上にものを乗せると発光するコースターなど、LEDを使ったアイデア製品が参考出品されている。いずれもインテリアグッズとしておもしろそうだ。

コンパクトなLEDライト「DOT-it」。さまざまな場所に張りつけることが可能だ

参考出品されていた、LED内蔵のボトルキャップ

同じく参考出品されていた、LED内蔵コースター

さて、同ブースの目玉は、1,600万色の表示が可能なLEDを組み合わせて作られたモジュール。棒状の「LINEARslim」は、店舗照明や什器、棚下の照明、あるいは階段や手すりなどの住宅照明といった用途が考えられている。また、円形の「COINlight Cluster」は、多数を組み合わせることで、絵やさまざまなデザインなどを表示させることが可能。FLASHなどで作られた映像をダイレクトに表示できる上、すでに1つを1ドットとして、オーロラビジョンに使われているなど、今後もさらに用途が広がっていきそうだ。

壁面に張りつけられた「COINlight Cluster」

「COINlight Cluster」を使ったディスプレイサンプル