ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」シリーズの新製品として、有効1010万画素、広角28mm相当(35mm版換算)からの5倍ズームレンズを搭載した「DSC-W170」を発表した。発売は4月11日。価格はオープンだが、市場推定価格は4万円前後。

サイバーショット DSC-W170

今回発売される「DSC-W170」は、沈胴式の光学5倍ズームレンズ、光学ファインダー、モードダイヤルを備えたWシリーズの最新モデル。サイバーショットでは、過去に広角24mm5倍ズームレンズを搭載したハイエンドモデルの「DSC-R1」を発売していたが、薄型普及機タイプで28mm相当の広角撮影が可能な5倍ズームレンズを搭載するのは初になる。

先日発表された「DSC-T300」と同様に、自動で撮影シーンを判別し、カメラの設定を決定する「おまかせシーン認識」機能を搭載する。判別するシーンは撮影が難しいとされる「逆光」「逆光&人物」「夜景」「夜景&人物」「三脚夜景」の5つ。

また、大人と子供の顔を判別する顔検出機能「顔キメ」も搭載。笑顔を検出する「スマイルシャッター」では、「こども優先」「おとな優先」の設定が可能。スマイルシャッター起動中には液晶モニターの左側に「スマイルインジケーター」が表示され、被写体のスマイルレベルを見ることが可能。スマイルレベルが目盛りを超えると自動でシャッターが切れる。

光学式手ブレ補正機能と最高ISO 3200までの高感度撮影でブレを防ぐ。シーンセレクションに「水中モード」を搭載。水中の色の状態に合わせて「オート」「水中1」「水中2」「フラッシュ」の4つのモードから選択できる。別売りでW170用マリンパック「MPK-WD」が用意され、水深40mまで対応する。また液晶保護シートを付属し、本体を軽いキズやホコリから守るジャケットケース「LCJ-WA」も用意されている。

主な仕様は、有効1010万画素1/2.3型CCD、焦点距離は5.0~25.0mm(35mm判換算:28~140mm相当)、液晶モニターは23万画素2.7型液晶、記録メディアはメモリースティック デュオ系、内蔵メモリー約15MBを搭載する。サイズは93.7(W)×58(H)×24(D)mm(突起物を除く)、重量142g(本体のみ)。カラーはシルバー、ゴールド、ブラック、レッドの4色。

DSC-W170 ※シルバー

DSC-W170 背面

DSC-W170 ※ゴールド

DSC-W170 ※ブラック

DSC-W170 ※レッド

マリンパック「MPK-WD」。シャッターはレバーで操作する。着脱式フード、ハンドストラップ、拡散板が付属。価格は2万4,150円

ジャケットケース「LCJ-WA」。W170用のシリコン素材のジャケットケース。液晶保護シート付属。価格は3,150円