ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」シリーズの新製品として、10倍ズームレンズを搭載した「DSC-H10」を発表した。発売日は4月11日、価格はオープンだが、市場推定価格は4万円前後。
今回発売される「DSC-H10」は、2007年9月に発売された「DSC-H3」の後継機種で、コンパクトなボディに10倍ズームレンズを搭載する。
前モデルからのもっとも大きな変更点は、液晶モニターが2.5型11.5万万画素から3型23万画素に拡大されたこと。解像度は約23万画素。そのほか、マニュアル露出機能、顔検出機能「顔キメ」、ハイビジョン出力機能、音楽付きスライドショー生成機能「音フォト」、動体撮影向けの「アドバンストスポーツ撮影モード」など、豊富な機能を備える。
搭載される顔検出機能「顔キメ」は、顔にピント、露出、ホワイトバランス調整、美肌コントロール。追尾機能やラッシュの光量を調整、赤目軽減も備えるが、笑顔を検出する「スマイルシャッター」や、子どもと大人の顔を自動で判別する機能は備えていない。ブレについては光学式手ブレ補正機能と最高ISO 3200までの高感度撮影でブレを防ぐ。
主な仕様は、有効810万画素1/2.5型CCD、焦点距離は6.3~63.0mm(35mm判換算:38~380mm相当)、液晶モニターは23万画素3型液晶、記録メディアはメモリースティック デュオ系、内蔵メモリー約31MBを搭載。サイズは106(W)×68.5(H)×48.9(D)mm(突起物を除く)、重量265g(本体のみ)。カラーはブラックのみ。