オープンソースのWindows用デフラグソフト「UltraDefrag」

Windowsを対象としたデフラグソフト「UltraDefrag」が更新、米国時間の3月3日に最新バージョン1.3.2が公開された。対象プラットフォームはWindows NT 4.0 / 2000 / XP / Server 2003 / Vista、64bit版でも動作可能。ソースコードはGPLv2のもと、オープンソースソフトウェアとして公開される。

UltraDefragは、ファイルシステム上に生じた断片化を解消 (デフラグ) するためのソフトウェア。エンジン部分をWindowsのカーネルモードドライバとして実装することにより、高速な分析とデフラグ処理を可能にしている。動作は通常のGUIモードのほか、コマンドプロンプトから実行するCUIモード、chkdskと同様に起動時に実行するネイティブモードの3種類がある。特定ファイルをデフラグ処理から除外するフィルタリング機能や、断片化の状況をHTML形式で出力するレポート機能などの付属機能も用意されている。

開発プロジェクトはアクティブで、2007年7月に初版のv1.0を公開して以来、高頻度でバージョンアップが繰り返されている。対象ファイルシステムも増加、現行バージョンではFAT12 / 16 / 32のほか、NTFSとUDF (UDFはVistaのみ) をサポート。NTFS圧縮された領域のデフラグも可能。3月2日に公開のv1.3.2では、SCSIおよびRAIDボリュームにも対応した。