世界最大級のIT見本市「CeBIT」が4日(現地時間)、ドイツ・ハノーバー市で開幕した。今年から会期が6日間と、従来の1週間から1日短縮されており、出展社数も6,000を下回ってしまったが、相変わらず巨大なことに変わりはない。マイコミジャーナルでは今年も自作PC関連の話題を中心に、連日レポートをお届けしたい。

CeBITは今年から火曜始まりになっている。従来はど真ん中に大混雑の週末を挟んでいたので、取材はしやすくなった

ほとんどのマザーボードベンダーが集まるホール21。筆者は大体の時間はここにいるのだが、それはそれで悲しいような

今年の注目は、Intelの未発表チップセット「X48」「P45」「G45」を搭載するマザーボードを各社が出展してきたことだ。このほか、NVIDIAの「nForce 790i」やAMDの「780G」など、各社の未発表チップセットを搭載した製品も出ており、マザーボードの話題は盛りだくさんだ。

nForce 790iを搭載するASUSの「Striker II Extreme」

GeForce 8300を搭載するというASUSの「M3N-H/HDMI」

P45を搭載するMSIの「P45 Diamond」

G45を搭載するGIGABYTEの「GA-G45M-DS2H」

各社がエコに関する展示に力を入れているのも今年の特徴。MSIはなんとスターリングエンジンをチップセットの冷却に使ったシステムを展示していたが、熱が不足して動かず、担当者がBIOS画面を開いて"カツ入れ"までしていた。あまりエコじゃないような……

AMDと富士通シーメンスは良く分からないイベントを屋外の特設コースで開催していた。誰でもこの運転に挑戦できるそうで、ヘルメットやスーツを貸し出していた。筆者もやってみたい気もするが、筆者が楽しいだけで記事にはならないでしょうな