楽天と検索技術開発のファストサーチ&トランスファによる合弁会社、楽天・ファスト・モバイルサーチは4日、携帯電話向けに特化した新検索エンジン「RFサーチ」を開発したと発表し、同エンジンを利用した検索サイト「楽天・ファスト・モバイルサーチ」をオープンした。

検索結果とサービスサイトのイメージ

検索対象となるドキュメントは公式サイト・オープンサイトあわせて2億ページ以上で、検索結果画面では携帯電話向けサイトをPC向けサイトよりも上位に表示することで、携帯電話からネットを検索する利用者の利便性を高めた。携帯電話向けサイトは、有料コンテンツが多い、他サイトへリンクを張ることが少ないなど、PC向けサイトとは異なる特徴を持つため、同社独自の検索アルゴリズムを追加することで精度の高い検索結果を得られるようにしたという。

発表時点での提供サイトは楽天・ファスト・モバイルサーチのみだが、近日中に「Infoseekモバイル」など楽天グループ内の携帯電話向けサービスでRFサーチが利用できるようにする。また、外部企業への提供に向けた営業活動も行っていく。

楽天・ファスト・モバイルサーチは楽天とファストサーチ&トランスファが50%ずつ出資して2007年9月に設立された会社。モバイル検索技術と、それに関連した広告サービスの開発を行っている。