3月3日、東芝は、REGZAシリーズのデジタルハイビジョン液晶テレビ「32C3800」を発表した。発売は3月16日を予定しており、価格はオープン。市場価格は19万円前後と予想される。

東芝初の32V型フルHDモデル。シンプルだが高画質。PCとの接続性も高いので、パーソナル用としてもおもしろそう

REGZAシリーズは、倍速フルHD、強力なネットワーク、USBタイプのHDDにも対応するZ3500シリーズ、HDDを内蔵し、録画も可能はH3000/3300シリーズ、デザイン性を重視したRF350シリーズ、そして、シンプルなC3500/2000シリーズというように、大きく分けると4ラインナップで構成されている。今回発表された32C3800は、同社としては初めてとなる32V型フルハイビジョンテレビだが、シンプルなCシリーズでの登場ということになる。同社によると「シンプルなクラスでも、高画質をという声に答えるためのモデル」とのことだ。倍速やダブルチューナーなどといった上級クラスの機能は搭載されていないが、ハイビジョン放送の映像をそのままの解像度で見ることが可能だ。

搭載している液晶パネルはVA方式で視野角は上下左右178°搭載している映像エンジンは先日発表されたC3500シリーズと同様、「新メタブレイン・プロ」。1フレームごとに、全画素を補正し、豊かな階調表現と、白飛び、黒つぶれの少ない映像を実現する。番組表は、横に7ch分を同時表示可能な「新レグザ番組表・ファイン」を採用する。

もちろん「レグザリンク」にも対応しており、ハイビジョンレコーダー「VARDIA(ヴァルディア)」シリーズ、AV機能を搭載したノートパソコン「COSMIO(コスミオ)」シリーズや、デジタルムービーカメラ「GIGASHOT(ギガショット)」シリーズなどとの連携が可能だ。 また、32V型ということもあり、PCとの接続性も考慮。HDMIだけでなく、D-sub15ピン端子も装備。アナログ/デジタル両方式でPCの画面を入力することが可能だ(DVI-Dは変換ケーブルを利用すれば接続可能)。また、Dot By Dotにも対応している。

音声出力は、10W×2。アンプはデジタル方式で、SRS WOW機能も搭載されている。スピーカーは6×12cmのフルレンジ×2。映像入力は、1080p 60/24pに対応したHDMIが2系統。HDMIのVer.は1.3aでLip Syncにも対応する。D端子は1系統、S端子は2系統、コンポジットが3系統となっており、このサイズのテレビとしては標準的。サイズは、800(W)×592(H)×285(D)mm、質量は17.9g。ぎりぎりで、パーソナルテレビとしても使えるサイズだろう。