キヤノンは、インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの新機種として「PIXUS MX850」「PIXUS iP2600」の2機種を発表した。発売は3月6日予定。店頭想定価格は、PIXUS MX850が4万円前後、PIXUS iP2600が8,000円前後。
「PIXUS MX850」は、従来機種「PIXUS MP610」のプリント基本機能をベースに、自動両面読み取りに対応したADF(自動両面原稿送り装置)やスーパーG3規格対応の普通紙カラーファクスなどの機能を持つインクジェット複合機。最小1pl(ピコリットル)の極小インク滴を吐出する高密度プリントヘッド技術「FINE」で9600×2400dpiの高解像度を実現。人が好ましいと感じる色合いを追求した独自の画像処理技術、4色の染料インクにより、鮮やかな発色と豊かな階調性のある写真プリントを実現している。染料と顔料の2つのブラックインクにより、写真も文字も美しく仕上げられる。L判フチなし写真を約18秒でプリントするなど、より高速になっている。また、インクタンクのマルチパックシリーズに、「BCI-7e 4色(BK/C/M/Y)+BCI-9BKマルチパック」と「BCI-7e 3色(C/M/Y)マルチパック」の2種類をラインアップに追加している。
優れたコストパフォーマンスとコンパクト設計のエントリーモデル「PIXUS iP2600」は、スタイリッシュなボックスデザイン「SUPER PHOTO BOX」を採用。従来機種「PIXUS iP2500」よりも高さを10mm低くし、プリンター上部に本体をより低く見せる効果を生み出すシルバーの水平ラインを施している。インクタンクとプリントヘッドを一体化させることで、本体がスリムになった。最小2plのインク滴、最高4,800×1,200dpiの高解像度により、高画質なプリントを実現している。