フリーなFLV動画編集ツール「RichFLV」がアップデート、25日に正式リリースされたAdobe AIR 1.0に対応した。ドイツ時間の27日に公開された最新β版では、2つのFLV動画を結合する新機能が追加されている。
RichFLVは、ドイツ在住のFlex / AIR / Flashデベロッパ、Benjamin Dobler氏が開発したWebアプリ。Adobe AIR 1.0ランタイムが導入されていれば、Windows / Mac OS Xを問わず動作する。YouTubeなどで利用されている動画フォーマット (FLV) をサポート、再エンコードすることなく無劣化でFLV動画を編集できる。FLVのオーディオストリームをMP3に書き出したり、SWF形式に変換したりといったエクスポート機能も備えている。
今回のリリースでは、AIR 1.0に対応。開いているFLV動画に他のFLV動画を結合する機能のほか、任意のメタデータを追加する機能、編集対象範囲をキーフレーム単位で指定する機能も追加されている。
Adobe AIRは、Flash / FlexやHTML / CSS、およびAjaxの処理系を備えたリッチインターネットアプリケーション (RIA) 実行環境。Safariに採用されているHTMLレンダリングエンジン「WebKit」も搭載、AIRランタイムが導入済の環境であれば、OSやWebブラウザの相違に関係なく同じWebアプリを実行できるマルチプラットフォーム対応が特徴。