国際空港評議会(ACI:Airports Council International)はこのほど、世界の空港サービスを格付けする「Airport Service Quality Awards 2007」の結果を発表した。同調査は、チェックインから搭乗口まで34項目にわたる空港サービスを約20万人の搭乗者が評価したもの。2007年のトップには、韓国の仁川(インチョン)国際空港が輝いた。以下、マレーシアのクアラルンプール国際空港、シンガポールのチャンギ空港、香港国際空港と続き、日本の中部国際空港が5位にランクイン。トップ5をアジア太平洋地域の空港が占める結果となった。
1位を獲得した仁川空港について、プログラムディレクターのCraig Bradbrook氏は「仁川空港は経営陣がクオリティの高い空港サービスを誇りとし、国家の観光事業の一部として考えている。つまり、良質なサービスの提供に、政策上でも非常に高いプライオリティーがあるということだ」と説明した。
なお、地域別ランキングでは、北米がダラス・フォートワース(米国)、南米がグアヤキル(エクアドル)、ヨーロッパがポルト(ポルトガル)、中東がテルアビブ(イスラエル)、アフリカがヨハネスブルグ(南アフリカ)の各国際空港がトップの座を獲得している。