日産自動車と三菱自動車工業(以下、三菱自動車)はこのほど、軽自動車のOEMビジネスについて、両社の事業協力関係を拡大することで基本合意したと発表した。
両社は以前よりOEM契約を締結しており、2003年10月に最初のOEM供給が行なわれている。現在は三菱自動車より日産自動車へ軽乗用車「eKワゴン」→「オッティ」、「タウンボックス」→「クリッパーリオ」、および軽商用車の「ミニキャブバン」→「クリッパーバン」などが提供されている(各後者が日産での車名)。
今回の発表では、2008年秋より三菱自動車の軽乗用車「パジェロミニ」が日産自動車にOEM供給されることになった(日産での車名は未定)。また、両社は日本や海外市場向けの小型商用車(LCV: Light Commercial Vehicle)の開発・生産、およびOEM供給に関する協業の可能性を検討するとしている。
また、2008年秋からは日産自動車製小型商用車を三菱自動車にOEM供給することが、すでに2007年4月に発表されている。日産自動車、三菱自動車ともに、これらOEMの相互供給にメリットがあるとしており、今後も事業提携を推進する模様だ。