タニタは3月1日、体組成計「インナースキャン50」シリーズの新商品として、スリムサイズの「BC-305」を発売する。価格は2万1,000円。

近年、低価格化が進むヘルスメーター市場だが、一方でデザイン性や高機能化へのニーズが高まりつつある。また2008年4月より、40~74歳の保険加入者を対象に特定健康診査(特定健診)・特定保健指導が始まり、ますます業界競争が激化すると予測されている。同社はそうした背景を踏まえ、商品化を進めたとしている。

「BC-305」は、本体厚さが15mm、重さ約1.5Kgという超薄型軽量タイプ。これは、50g単位で体重測定できる家庭用体組成計では世界最薄のモデルだとしている(2008年1月現在、同社調べ)。同製品では、体脂肪率や筋肉量をはじめ、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、推定骨量、体水分率等を計測可能としている。特に体脂肪率の測定は6歳より行え、社会問題となっている子どもの肥満チェックにも活用できるという。

スリムサイズで持ち運び便利な「BC-305」

また4月1日には、同シリーズで自動認識機能を採用した「BC-528」も発売予定だ。価格は、1万6,800円となる。「BC-528」には、体重や体の電気抵抗値をもとに、登録者から測定者を判別する自動認識機能を搭載する。最初に登録すれば、その後は機械に乗るだけで測定者を認識できる。その他の測定機能は、体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、推定骨量など。デザインはボディに円形の強化ガラスを採用し、透明の電極を利用した斬新なものとなっている。なお、両製品の2008年度の年間販売目標は合計で12万台としている。

自動認識機能があるので、いちいち測定者を入力しなくてよい「BC-528」