NVIDIAは、ノートブック・ワークステーション向けGPU「Quadro FX 3600M」を発表した。
Quadro FX 3600Mは、ノートブック・ワークステーション向けのQuadro FXシリーズのなかでもハイエンド向けに位置づけられた製品。ユニファイドシェーダー・アーキテクチャを採用し、OpenGL 2.1、DirectX 10、ShaderModel 4.0など最新のグラフィックAPIに対応するのが特徴だ。また、GPU向けの統合開発環境「CUDA」も利用可能だ。
メモリバス幅が256bitあり、例えばコンシューマ向けのGeForce 8000Mシリーズに当てはめると最上位のGeForce 8800Mシリーズが同じ256bit幅である。そのほか、搭載するメモリはGDDR3メモリで容量は最大512MB。メモリ大域幅が51.2GBとされていることから逆算すると、メモリクロックは800MHzほどと推定される。
消費電力値はMXMボード全体で70W。NVIDIA独自の省電力機能PowerMizerのバージョンは7.0。対応する出力インタフェースは、LVDS、DVI、アナログVGA、HDTV、HDMIなど。HDCPにも対応する。