展覧会「NIPPON VISION(ニッポンビジョン)」が2月28日より、D&DEPARTMENT PROJECT 大阪店(大阪市西区)で開かれる。日本全国47都道府県から時代を越え長く使われ、作り続けられているロングライフな伝統工芸品を一堂に集め紹介する。開催期間は3月11日まで。

日本全国47都道府県からロングライフな伝統工芸品を一堂に集め紹介する展覧会「NIPPON VISION」

NIPPON VISIONは、日本の伝統的工芸品を現実的な売り場やターゲットに向けたブランド。全国250カ所のデザイン雑貨店での販売を視野にいれ、その買い取り、メンテナンスにも重点を置いている。そして、ロングライフデザインをコンセプトとしているセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT」は47都道府県に1カ所づつ展開する。

同展では、北海道からは道産のくるみの木で作られたパントレイ、山形県からはシンプルなデザインの鉄瓶、長野県からは木曽のまな板、東京都からは梨園染めの手拭い、佐賀県からは有田焼の湯呑み、沖縄県から琉球焼きの大皿、大阪府からブリキバケツ・タライなど、現代生活に普通に使える提案をする。

また、だれでも参加できるレセプションが2月29日20時~22時に開かれる。開催期間中は展示商品の販売や職人による実演とトークイベントのほか、3月2日13時~14時に、岐阜県・丸直製陶の奥田将高さんによる実演と、NIPPON VISION発起人のナガオカケンメイとのトークイベントが行われる。

時間は11時半~21時(水曜休)。東京展を皮切りに開催されている同展は、巡回展として札幌展が3月18日~3月30日にはD&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO(北海道札幌市中央区)で開かれる。札幌展の時間は12時~22時(月曜休)ロングライフデザインの商品をセレクトするロングライフデザインの商品をセレクトするで、3月20日14時~15時には山形県・長文堂の長谷川光昭さんの実演とナガオカケンメイとのトークイベントが行われ、同日19時~21時にはレセプションが開かれる。

 

写真右)D&DEPARTMENT的なリアルでユーモアのある視点で選ばれた日本の伝統的工芸品の数々が会場に並ぶ

写真上)岐阜県の丸直製陶。職人の奥田将高さんの実演というSPECIAL EVENTも行われる