独Innotekが、仮想化ソフトの最新版「VirtualBox 1.5.6」をリリースした。商用ライセンス版のバイナリパッケージは、Windows版とLinux版の2種が提供される。Mac OS X / IntelとOpenSolaris / Intel向けのバイナリパッケージは、β版のまま更新されていない。
今回のリリースは、Sun Microsystemsによる買収が発表されて以降初となるアップデート。不具合の解消を中心としたメインテナンスリリースに位置づけられ、共有クリップボードに関する問題や、Linuxカーネルv2.6.24にまつわる互換性の問題など、多くの修正が加えられている。
VirtualBoxのバイナリパッケージには、引き続きVirtualBox Personal Use and Evaluation License (PUEL) という非オープンソースライセンスが適用されている。一部機能を除外したソースコードもGPLv2のもと公開され、Sunの買収以前との差異は見当たらない。