DENONは20日、スピーカーの新ラインナップ「55SG Series」「33SG Series」を発表した。両シリーズは、55/33XG Seriesの後継。シリーズの各モデルを組み合わせて5.1/7.1chシステムを構築することで、統一感のあるシアター環境とマルチチャンネルオーディオのリスニング環境を構築することが可能だ。

また、ピュアオーディオ用ラインナップCXシリーズの「SC-CX303」「SC-CX101」と同様に、同社のスピーカーエンジニアと欧州のサウンドデザイナーとの共同で、サウンドデザインを行っている。さらに、ウーファーユニットのD.D.L.コーン（DENON Double Layerコーン）や、天然木突き板仕上げの採用など、CXシリーズで好評だった素材を投入。同社によると、「CXシリーズに近いサウンドに仕上がっている。マルチチャンネル環境としてだけではなく、ピュアオーディオ用としても使ってほしいスピーカー」とのことだ。

CXシリーズの思想を受け継ぐ、スピーカーシステム「55SG(左)33SG(右) Series」

フロア型のSC-T55SGは、13cmコーン型ウーファー×2に2.5cmソフトドーム型ツィーター加えた2way・3スピーカー構成。出力音圧レベルは87dB。最大許容入力は200W（PEEK）。サイズは、242(W) ×982(H)×311(D)mm。質量は16kg。

同じくフロア型のSC-T33SGは、10cmコーン型ウーファー×2に2cmソフトドーム型ツィーターを組み合わせた構成。出力音圧レベルは83dB。最大許容入力は200W（PEEK）。サイズは、224(W) ×942(H)×248(D)mm。質量は10kg。

センタースピーカーのSC-C55SGは、8cmコーン型ウーファー×4に2.5cmツィーターを加えた2way・5スピーカー構成。出力音圧レベルは86dBで最大許容入力は200W（PEAK）。サイズは500(W) ×100(H)×199(D)mm。また、フットを使用した場合、高さは131mm、奥行きは207mmとなる。質量は4.1kg。

センタースピーカーのSC-C33SGは、使用しているユニットは、8cmコーン型ウーファー×2に2㎝ソフトドーム型ツィーターを加えた2way・3スピーカー構成となる。出力音圧レベルは82dBで最大許容入力は160W（PEAK）。サイズは320(W) ×100(H)×178(D)mmで質量は2.5kgとなっている。

ブックシェルフ型のSC-A55SGは、SC-T55SGと同じユニットで、ウーファー×1・ツィーター×1の2way・2スピーカー構成。最大許容入力は120Wで、出力音圧レベルは84dB。サイズは182(W) ×270(H)×172(D)mmで、質量は3.7kg。

ブックシェルフ型のSC-A33SGもSC-T33SGと同じユニットで、2Way/2スピーカー構成。最大許容入力は120W（PEAK）、出力音圧レベルは81dBとなっている。サイズは、148(W) ×239(H) ×143(D)mm、質量は2.4kg。なお、SC-A33SGのみ密閉型で、その他のモデルはバスレフ型となっている。また、インピーダンスはすべて6Ω。

サブウーファーのDSW-55SGは、20cmコーン型ウーファーに最大出力110W（PEAK）のアンプを内蔵したモデル。クロスオーバー周波数は50～200Hzで連続可変が可能で、LF DIRECT OFF機能も搭載。サイズは、280(W) ×475(H) ×390(D)mm、質量は16.6kgとなっている。

同じくサブウーファーのDSW-33SGは、16cmコーン型ウーファーに最大出力80W（PEAK）のアンプを組み合わせたモデル。クロスオーバー周波数は50～200Hz。こちらも連続可変が可能で、LF DIRECT OFF機能も搭載する。サイズは250(W) ×396(H) ×390(D)mm。

発売日、価格などは表の通り。

シリーズ名 品名 型名 価格(1台） 発売時期
55SG Series フロア型スピーカーシステム SC-T55SG 4万6,200円 3月上旬
センター型スピーカーシステム SC-C55SG 2万8,350円
ブックシェルフ型スピーカーシステム SC-A55SG 2万4,150円
サブウーファー DSW-55SG 5万6,700円
33SG Series フロア型スピーカーシステム SC-T33SG 2万7,825円 3月下旬
センター型スピーカーシステム SC-C33SG 1万7,850円
ブックシェルフ型スピーカーシステム SC-A33SG 1万3,650円
サブウーファー DSW-33SG 3万7,800円