東芝は19日、コンパクトなサイクロンクリーナー「エスカルゴ」(VC-Z100)を発表した。発売は3月16日で、価格はオープン。推定市場価格は、1万3,000円前後。

個性的なスタイルのクリーナー「エスカルゴ」。階段などの段差のある環境で強さを発揮する。ロフトのある部屋などは、こういったタイプでないと、なかなか難しい

収納時には、ホースを巻きつけてコンパクトに

同製品は、写真のように一般的な掃除機のイメージとはややかけ離れたスタイルをしたクリーナーだ。これは、ベルトで肩から掛けて使うためのもので、段差の多い家や、階段などの掃除をスムーズに行うことができるスタイル。

同社によると、エスカルゴは「これから新生活をむかえるという人に向けた製品」ということで、個性的なスタイルではあるが、さまざまなアタッチメントが付属しており、床だけでなく、エアコンのフィルターといった高い部分や、手元の掃除も行うことができるなど、スティック型のクリーナーに近い汎用性の高さを持っている。

また、本体内には、円筒形の360°メッシュフィルターと布フィルターが装備されており、吸い込んだ塵を逃さず、きれいな排気を実現している。

収納時には、ホース部分は本体に巻きつけられ、さらにホースの先端はマグネットで本体に固定されコンパクトにまとめられる(ただし、付属のアタッチメントなどは、別にしまう必要がある)。

エスカルゴは、以前Electrolux by TOSHIBAブランドでも販売されていた。ただし、旧エスカルゴは、充電式で、あまり長時間の掃除には向いていなかった。新モデルでは、電源はACとなっており、この点は解消されている。またACコードには、通常のクリーナーよりも長い6mのものを採用(通常は5m)。掃除をする場所によってコンセントを何度も抜き差しする手間を省いている。なお、新エスカルゴは、Electoroluxとは関係なく、すべて同社内で規格/設計/製造されているとのことだ。

主な仕様
搭載ヘッド ワイドブラシノズル
吸い込み仕事率 50W
消費電力 300W
運転音 65dB
本体サイズ 165(W)×243(H)×221(D)mm
質量 2.1kg
集塵容量 0.6L
付属品 すき間ノズル/ショルダーベルト/延長パイプ×2