三菱電機は、衣類乾燥除湿器5製品を発表した。発売日、価格などは表の通り。
新モデルの最大の特徴となっているのが、全モデルに搭載された「浴室カビガード」機能。同社によると、浴室によく見られる黒カビは、一定の時間低湿度状態を保つことで、その成長を抑制することができるとのことだ。浴室カビガード機能は、この性質を利用したもので、脱衣所から浴室に乾いた空気を送り込むことで、浴室内の湿度を4時間、50%にキープする。これにより、菌糸の成長は、80%抑制されるという。
また、コンプレッサー式のMJ-H100CX(ヒーター内蔵)、MJ-100CX(ヒーターレス)は、昨年モデルと同様に、「冷温風ハイブリッドシステム」を搭載している。コンプレッサー式のモデルの動作原理はエアコンと同じで、片方の熱をもう片方に移動させ、冷風側で空気中の水分を結露させて除湿を行う。MJ-H100CX/MJ-100CXでは、本体内に装備された2枚のシャッターによって、この温風と冷風をコントロールする。例えば、通常の除湿時は、室内には冷風と温風をミックスしたものを吹き出す(ので、室内温度はあまり変わらない)。スポット冷風の場合には、前面に冷風を、そして温風はは背面に送られる。また、衣類乾燥などの際には、前面に温風を、そして背面に冷風を吹き出すことで、より効果的な乾燥を促す。この衣類乾燥の際に効果を発揮するのが、新たに搭載された「ワイド&スポットルーバー」だ。これは、最大で60°の角度まで手動で広げることができるルーバー。広げた範囲で、上下方向にスイングしながら送風を行う。洗濯物が多い場合には広い範囲で、少ない場合は狭い範囲で動作させることで、乾きムラを防ぎ、スピーディーな乾燥を実現する。なお、吹き出し口に385Wの温風ヒーターを装備したMJ-H100CXでは、最短で50分で衣類の乾燥を終了させることが可能だ。短い時間で乾燥させることで、雑菌の繁殖を防ぎ、部屋干しで気になりがちな臭いの発生も抑えることができるという。
主な仕様 | |||||
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除湿方式 | 除湿能力(50/60Hz)/日 | 価格 | 推定市場価格 | 発売日 | |
MJ-H100CX | コンプレッサー+ヒーター式 | 9L/10L | 7万2,450円 | - | 3月1日 |
MJ-100CX | コンプレッサー式 | 9L/10L | 6万5,100円 | - | 3月1日 |
MJ-S100C | コンプレッサー式 | 8.5L/9.5L | オープン | 3万5,000円前後 | 3月1日 |
MJ-180CX | コンプレッサー式 | 16L/18L | 7万2,450円 | - | 3月1日 |
MJ-Z70CX | ゼオライト式 | 7.0L/7.0L | オープン | 2万7,000円前後 | 3月21日 |