ソニーは、パーソナルコミュニケーター「mylo」(マイロ)の第2世代モデル「COM-2」を発表した。発売は3月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、3万5,000円前後。

新しくなった「mylo」。1年間「ホットスポット」の接続サービスを無料で使うことが可能だ

COM-2は、3.5型のWVGA液晶パネルと、フルキーボードを装備した、コンパクトな情報端末(サイズ:幅約130.8mm×高さ20.7mm×奥行64.6mm/質量:約193g)。IEEE802.11b/gに対応しており、無線LANが使用できる環境なら、単体でInternet上のさまざまなサービスを利用することが可能だ。また、NTTコミュニケーションズが提供する「ホットスポット」と、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」に対応しており、屋外でも高速な通信環境を利用可能だ。なお、本機にはホットスポットの1年間無料接続体験サービスが付属している。同サービスの月額定額利用料は1,680円、契約料が1,575円なので、これだけでも2万1,735円ということになり、割安感が強い。なお、NTTコミュニケーションズとの契約は、更新可能とのことで、1年経過した後でも、使用している環境をそのまま引き継ぐことができる。

ポータブルタイプのネットに接続可能な端末というと、ビジネス向けのモデルが多いが、myloは、あくまでも個人がネット上のさまざまなサービスを楽しむための向けのコミュニケーションツールという位置付けの製品だ。搭載されているアプリケーションは、WebブラウザーがACCESSの「NetFront Browser for mylo」。RSS、Podcastにも対応する。Skypeも利用可能だ。

本体には、130万画素のカメラ機能、メディアファイル再生機能なども搭載される。メモリースティックソケットも装備されており、メディアプレーヤ的に使用することも可能だ。

同社によると、COM-2は、ハードウェア的には、従来のmyloの性能向上版というよりも、ほぼゼロから新たに作り上げたモデルとのことで、操作や画面表示のレスポンスが大幅に向上。また、新たに、タッチパネルでの操作、ブラウザ画面での全画面表示などにも対応しているとのことだ。

なお、バッテリーでの使用時間はwebブラウズで最大6時間、Skype/Googleのトーク待ち受けで最大約22時間、Skype通話で最大約6時間、音楽再生で最大約20時間、動画再生で最大約7時間となっている。