リコーは、1000万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラの新製品として、28~200mm相当の光学7.1倍ズームを搭載したハイエンド機「R8」と、光学5倍ズームのコンパクト機「R50」を3月7日より発売する。価格はどちらもオープンだが、推定市場価格はR8が5万円前後、R50が3万円前後。

リコー R8

リコー R50

リコーはデジタルカメラとしてスタンダードな「R」シリーズ、高級機の「GX100」「GRデジタルII」などを発売しているが、今回のモデルは「R」の最新モデルにあたる。また、今回発売の機種から、これまで使用されていたファミリーネーム「Caplio (キャプリオ)」の名が外れ、記号だけの名称となった。

「R8」は、高精細1000万画素の新CCDと従来機で好評の画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIII」を搭載した上位モデル。"毎日使いたくなる道具"をコンセプトに、道具としての美しさにこだわり、"シンプルで機能美を極めたデザイン"とされた。焦点距離は35mm判換算で28~200mmの7.1倍光学ズーム。最大撮影アスペクト比は4:3だが、「GX100」や「GRデジタルII」で好評の1:1正方形フォーマットでの撮影も可能とした。CCDシフト式の手ブレ補正機構も搭載する。液晶モニターは46万画素2.7型という高精細タイプを採用。そのほか、2点吊り対応のストラップ通し、[ADJ.(アジャスト)]ボタンの機能拡張、最小絞り固定機能、AF/AEターゲット移動機能などを特長としている。ボディカラーはブラックとシルバーの2色が用意される。

「R8」の主な仕様は、有効1000万画素1/2.3型CCD、焦点距離4.95~35.4mm(35mm判換算28~200mm相当)、約46万画素2.7型透過型アモルファスシリコンTFT液晶モニター、記録メディアはSD・SDHCメモリーカードなど。サイズは102.0(W)×58.3(H)×26.1(D)mm(突起物除く)、重量191g(本体+バッテリー+ストラップ)。

「R50」は、コンパクトなボディが特長の使いやすいデジタルカメラ。1000万画素の撮像素子と、36~180mm相当の光学5倍ズームレンズを組み合わせる。動きの早い被写体を撮影できるスポーツシーン機能や、人物の肌を美しく撮影するコスメシーン機能など、15種のシーン機能を装備。ゴルフやテニスなどのフォームチェックに便利な、1回のシャッターによる連続撮影機能も搭載している。ボディカラーはシルバーのみ。

「R50」の主な仕様は、有効1000万画素1/2.3型CCD、焦点距離6.3~31.5mm(35mm判換算36~180mm相当)、約23万画素2.5型液晶モニター、記録メディアはSD・SDHCメモリーカードなど。サイズは97.3(W)×56.3(H)×23.4(D)mm(突起物除く)、重量116g(本体のみ)。