スカパー!などで放送されているディスカバリーチャンネルの人気番組『怪しい伝説』の新エピソード放送開始を記念した記者発表会が、都内にて行われた。会場には今回から番組ナレーションとして起用されたパックンマックンのパックンが登場した。
『怪しい伝説』はディスカバリーチャンネル屈指の人気番組。ハリウッド映画のSFXに第一線で携わってきたアダムとジェイミーが、身近な疑問や都市伝説を体当たりで検証していく科学実験バラエティーだ。"落下するエレベーター内で、激突する直前にジャンプすると助かるのか?"、"水中に潜れば銃弾が届かないのは本当か?"、"ブランコで360度回転することは可能か?"。こういったちょっと気になるが、くだらない疑問に、『怪しい伝説』では科学的にアプローチしていく。ときに実験の目的が脱線していく馬鹿馬鹿しさも、番組の魅力のひとつだ。
パックンはハーバード大を卒業した知性の持ち主。加えてテレビでお馴染みのユーモア溢れる語り口が『怪しい伝説』のテイストにぴったりということで、今回、番組ナレーションに起用された。パックン自身も以前から番組の大ファンだったが、ナレーションの収録には苦労している模様。パックンは「本当の発音はクレメンズなのに、日本ではクレメンスなんですよ。ヘンリー王子もハリー王子なのに。和製英語の発音が難しくて、45分の番組なのに収録に4時間もかかってます」と語った。また、「ヨーデルを歌うと雪崩が起きるか検証する回で、こういう噂は『よう出る』とアドリブを入れたらカットされました」と苦笑いしながら収録裏話を披露。
生後10カ月の息子を持つパックンは「子供にも科学の面白さを知ってもらいたい」と教養番組でもあることをアピールし、さらには「『怪しい伝説』の日本版も作ってほしい!」と熱望。「"夜に口笛を吹くと蛇は出るのか"、"食後に横になると牛になるのか"、"夜に爪を切ると親の死に目に会えないのか"そういう疑問を検証できれば」と自身の企画まで披露した。会見の最後には、「『この作品で世界進出か?』とよく訊かれますが、(アメリカ人の)僕は日本に来た時点で世界進出のつもりだったんで(笑)」と国籍を生かしたギャグで締めくくった。こんなパックンのナレーションで、『怪しい伝説』もさらに楽しめるかも。
『怪しい伝説』はスカパー!やケーブルテレビなどで視聴できるディスカバリーチャンネルで、4月1日より毎週火曜よる10時放送開始 |
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