松下、広角28mm10倍ズームレンズ搭載の「LUMIX TZ5」を発売

パナソニックマーケティング本部は、コンパクトデジタルカメラLUMIX(ルミックス)シリーズの新製品として、「DMC-TZ5」を発表した。発売日は3月14日で、価格はオープン。市場推定価格は4万7,000円前後。

「DMC-TZ5」は、2007年3月に発売された28mm10倍ズームレンズを搭載した「DMC-TZ3」の後継モデル。発表済みの春モデル「LUMIX DMC-FX35」などに搭載されている「暗部補正」と「デジタル赤目補正」を新たに追加したパナソニックのフルオート機能「おまかせiA(インテリジェントオート)」を搭載する。暗部補正は、シーン判別やエリア毎に明暗を検出し、前景と背景の露出を近づける機能。

基本性能については、有効画素数をTZ3の720万画素から910万画素に拡大。TZ3同様にレンズのイメージサークルより1サイズ大きなCCDを採用し、すべての画像横縦比で同じ画角、最大の画素数を可能とする「マルチアスペクト」機能を搭載。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンIV」で、顔認識機能も備える。通常ISO感度がISO 1600、高感度モードでISO 6400まで引き上げられた。AFポイントも5点から9点に増加。また液晶モニターを従来の3型約23万画素から3型約46万画素に変更。さらに動画はハイビジョン撮影(30fps、720P)が可能になり、別売りのD端子接続用コンポーネントケーブルに接続するとハイビジョン出力も可能になる。

主な仕様は、有効画素数910万画素1/2.33型CCD、焦点距離は4.7～47mm(35mm判換算28～280mm相当)、記録メディア:SD・SDHCメモリーカード、内蔵メモリー:約50MB搭載、撮影可能枚数は約300枚(CIPA規格)、サイズ:103.3(W)×59.3(H)×36.5(D)mm(突起物を除く)、重量:214g(本体のみ)。カラーはシルバー、ブラック、ブラウンの3色。