セイコーエプソンは13日、インクジェット複合機「マルチフォトカラリオ」の新製品として、スーパーG3対応ファクス機能搭載モデル「PX-FA700」と、プリンタ・スキャナ・コピーの3つの機能を備えたエントリーモデル「PX-A640」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は、PX-FA700が3万円前後、PX-A640が1万円台前半。21日より販売される。
スーパーG3対応ファクス搭載マルチフォトカラリオ「PX-FA700」
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「PX-FA700」 |
PX-FA700は、プリンタ、スキャナ、コピーという基本機能に加え、ファクス機能を搭載したモデル。スーパーG3規格に対応したファクス機能ではモノクロで約3秒の高速電送ができるほか、最大60件まで登録可能な短縮ダイヤルや自動リダイヤル機能、最大30枚までの原稿を取り込めるオートドキュメントフィーダ(ADF)も用意されている。また、発色性が高く、耐水性・保存性にも優れた顔料インク「つよインク200X」を全色に採用する。
さらに、インク噴射能力の向上により「高速MACHヘッド」による毎分約31ページの高速印刷を実現。最小ドット3ピコリットルの大・中・小の3サイズでプリントデータを打ち分ける独自技術「MSDT」(マルチサイズ・ドット・テクノロジー)によるきめ細やかなプリントや、自動画像処理技術「オートフォトファイン!EX」の顔識別精度と色補正精度の向上によるバランスのとれたプリントを行える。2.5型カラー液晶とメモリーカードスロットを利用して、PCレスでデジタルカメラの写真を直接プリントできるのも特徴の1つだ。
マルチフォトカラリオ「PX-A640」
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「PX-A640」 |
PX-A640は、薄型1,200dpiスキャナを搭載し、ホワイトカラーのコンパクトなボディにプリンタ、スキャナ、コピーの3つの機能を搭載したインクジェット複合機。全色につよインク200Xを採用するほか、高速MACHヘッドによる素早い印刷が可能だ。PCを起動しなくてもカラーコピー機として利用できるほか、4種類のメモリーカードスロットを備え、20タイプのメモリーカードに対応する。
PX-FA700、PX-A640両製品とも、バッファローの無線LAN簡単設定システム「AOSS」対応有線・無線対応IEEE802.11g対応無線プリントアダプタ「PA-W11G2」や、プリンタをデジタルテレビにつないで地上デジタル放送の情報をプリンタしたり、大画面テレビをモニタ代わりにして写真を表示できる「テレプリパ」対応の有線・無線対応TV・ネットワークプリントアダプタ「PA-TCU1」がオプションとして用意されている。
