Parted Magicプロジェクトは11日、ディスクパーティション設定に特化したLinuxディストリビューション「Parted Magic 2.0」をリリースした。対応プラットフォームはIntel x86、約46MBのブータブルディスクイメージとして無償公開される。
今回のリリースでは、パーティション設定ツールをGNU Partedから分岐した「VisParted」に変更。サポートされるファイルシステムはext2/3、FAT16/32、HFS/HFS+、JFS、Linux-SWAP、NTFS、Reiserfs/4、UFS、XFSなど多岐におよび、WindowsやMacintosh、UNIX系OSで利用されている大半のファイルシステムに対応する。
新しく採用されたVisPartedは、GNU Parted 0.3.3をベースに独自の拡張を行っている。NTFS領域のリサイズやHFS/HFS+領域の作成など、GNU Partedでは未実装の機能も多く実現されていることが特徴。ファイルシステム別の対応状況は、VisPartedとGNU PartedそれぞれのWebサイトで公開されている。
Parted Magicは、HDDのパーティション設定に特化したLinuxディストリビューション。X Window SystemやウインドウマネージャのXfceなどGUIに必要なコンポーネントは備えるが、統合デスクトップ環境やオフィススイートなど余分なアプリケーションは削ぎ落とされている。