Appleは11日 (米国時間)、Mac OS X用セキュリティパッチ「Security Update 2008-001」の配布を開始した。対象システムはMac OS X 10.4.11、Mac OS X 10.5版は同日公開のシステムアップデータ「Mac OS X 10.5.2 Update」に含まれる。バイナリパッケージはAppleのWebサイト、またはソフトウェア・アップデート経由で入手可能。

今回のセキュリティアップデータにより修復される問題箇所は、Mac OS X 10.4.11が5カ所、Mac OS X 10.5.1が8カ所。Mac OS X 10.4.11では、ローカルユーザがシステムのアクセス権を使って任意のコードを実行できるSLPデーモンの問題や、メッセージ内のURLにアクセスすると任意のコードが実行される可能性があるApple Mailの問題が解消された。

Mac OS X 10.5.1では、システムからアプリケーションを削除したにもかかわらずTime Machineのバックアップから起動されることがあるLaunch Servicesの問題や、リモートからの攻撃によりシステムの異常終了や任意のコードが実行されてしまうNFSの問題が修正されている。