ホンダ(本田技研工業)の英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、今年6月から欧州での販売を予定している新型「アコード」「アコードツアラー」の概要を発表した。同モデルは3月4日より開催されるジュネーブモーターショーで公開される。
新型の欧州「アコード」「アコードツアラー」は、スポーティで優れた操縦安定性、高い安全・環境性能を持つ上級ミッドサイズ・セダン/ワゴンとして開発された。2.0L(リッター)および2.4Lのガソリンエンジン(i-VTEC)と、新開発の2.2Lディーゼルエンジン( i-DTEC)を搭載する。これらはすべて2009年施行予定の欧州排出ガス規制(Euro5)規制に適合している。
安全面ではVSA(車両挙動安定化制御システム)を全タイプに標準装備、LKAS(車線維持支援機能)、ACC(車速/車間制御機能)、CMBS(追突軽減ブレーキ)をオプション設定するとともに、衝突時に乗員を守る自己保護性能と、相手車両への攻撃性低減を図る「コンパティビリティ対応ボディ」を採用している。
エンジンはすべて直列4気筒で、2.0Lガソリン(i-VTEC)が最高出力156ps/最大トルク192Nm、2.4Lガソリン(i-VTEC)が200ps/233Nm、2.2Lディーゼルが150ps/350Nmとなる。5速オートマチックトランスミッションもしくは6速マニュアルトランスミッションが組み合わせられるが、ディーゼルはマニュアルのみ。サイズはアコードが全長4,725mm、全幅1,840mm、全高1,440mm、ホイールベース2,705mm、アコードツアラーが全長4,740mm、全幅1,840mm、全高1,470mm、ホイールベース2,705mm。