日本釣用品工業会は8日から10日まで、釣り具や釣りの関連企業による展示会「国際フィッシングショー2008」を「パシフィコ横浜」(神奈川・横浜)で開催している。13回目となる今回のテーマは「フィッシングはエコロジーなスポーツなんだ! 」。企業の展示だけではなく、廃材やリサイクル資材を使って親子で工作が行えるエコロジー工作所や、エコロジーバックの販売、会場内でのゴミ分別を徹底するなど、エコロジーに関する取り組みも多い。またオープニングセレモニーには日本釣振興会・会長でもある麻生太郎氏が駆け、その後会場をにこやかに視察する姿も見受けられた。
同イベントの会場となったパシフィコ横浜の展示ホールには、約170社のブースが設けられており、国内最大級の釣り具展示会となっている。主催の日本釣用品工業会によると、「2007年の来場者は約5万5,000人で、今回は5万7,000人の来場を予定している」とのこと。各企業のブースには、2008年に発売が予定されている新製品が展示されており、発売前の新製品を見たり、実際に手に取って確認できる場として、多くの釣りファンに支持されているイベントになっているという。大きな水槽を持ち込んで実際の魚を展示したり、展示している釣り具を使って釣りをしている映像を流すなど、来場者を飽きさせない工夫を凝らしているブースもある。
また、メーカーと契約し、新製品の開発に携わるなどしたインストラクターやフィールドテスター、プロフィッシャーマンなどによるデモンストレーション、トークショーなどを行うブースも多い。そのため、釣り具の展示会であると同時に多くの有名アングラーと出会えたり、最新の釣法を学べる場としても楽しめるイベントとなっている。他にも有名アングラーのトークショーなどをメインステージで随時開催予定で、盛りだくさんな内容となっている。今回、初の試みとして「フライフィッシィングゾーン」も設けられ、フライフィッシィングの名人によるタイイングデモやキャスティングデモが行われる。
さらには、マスの釣り堀やザリガニ釣り、どじょうすくいなど、実際に魚とふれあえ、子どもも楽しめるコーナーを用意。魚拓作成やエコロジー工作などが行える体験コーナー、伝統工芸品である和竿づくりの実演・展示などのイベントも数多くあり、家族連れやカップルの来場者も楽しめるよう配慮されている。
会場内には食事ができる「新鮮! お魚グルメパーク」も設けられ、新鮮な魚貝類を使った丼や味噌汁などのメニューが提供される。10日の10時からは、マグロの解体市も行われる予定となっている。
国際フィッシングショー2008の開催期間は、8日から10日までの3日間。時間は9:00~18:00、最終日のみ17:00までとなっている。入場料金は当日券1,200円で、中学生以下は無料。