9日より公開される映画『L change the WorLd』のジャパン・プレミアが7日、都内で行われた。主演の松山ケンイチを筆頭に、福田麻由子、工藤夕貴、南原清隆、佐藤めぐみ、高嶋政伸、金井勇太、正名僕蔵、福田響志、中田秀夫監督が登場し、レッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。
舞台挨拶に登場した面々。後列左から、中田秀夫監督、正名僕蔵、佐藤めぐみ、金井勇太。前列左から、高嶋政伸、工藤夕貴、松山ケンイチ、福田響志、福田麻由子、南原清隆。 |
映画『L change the WorLd』は2006年に大ヒットした『デスノート』、『デスノート the Last name』の登場キャラクター・Lを主人公にしたスピンオフ作品。キラ事件に決着をつけたLが、世界の崩壊にも繋がる大事件を解決するため、自らに残された最後の23日間、死力を尽くす。
Lを演じた松山は舞台挨拶前に、レッドカーペットの周囲に詰め掛けた多くのファンにサインした。この大サービスについて松山は舞台挨拶で「以前、ジョニー・デップがファンの方々に気さくにサインしている姿に感動しました。僕も負けずに多くのファンの方々と触れ合いたいと思った」と語った。また、作品に関しては、「Lはマンガのキャラクターだけど、この世界のどこかに実在する人間として演じたかった。『デスノート』の2作よりさらにLの内面が を演じられたと思う」と自信を見せる。
地球の将来を憂う九条希実子を演じた工藤は「日本映画とは思えないスケールの作品です。最近は洋画の出演が多いですが、こういう素晴らしい作品で里帰りできて嬉しい」と国際派女優らしいコメント。父親を殺害され、Lと行動を共にする少女・二階堂真希を演じた福田は「Lの魅力が詰まった作品です。自分の意思を持ち、真希が事件に立ち向かう姿を見てほしい」と笑顔で挨拶。人類こそが悪という思想の環境保護団体「ブルーシップの」メンバー・三沢初音役の佐藤は「どうしてもこの役が演じたくて、オーデションを受けました」と役柄への思い入れを語った。
FBI捜査官・駿河秀明役の南原が「元気ですか~! 元気があれば、チェンジ・ザ・ワールド!」と猪木チックに絶叫し笑いをとると、小西朝夫役の正名は「(僕は)一般人じゃないです。映画にも出てると思います(笑)」と自虐的なコメントでさらに場を和ませた。また、吉沢保役の金井は「日本やタイなど様々な国籍の方が製作に関わっている、素晴らしい映画です」と真剣に挨拶。事件の鍵を握る重要な存在であるBOY役の福田は「この映画は怖いのも、面白いのもある映画です」と子供らしいコメントを残した。Lの敵となるテロリスト・的場大輔役の高嶋は「初めての本格的な悪役です。毎日邪悪な事を考えて思っきり演じました」と興奮気味に語った。
中田監督が「Lのように23日で命が尽きるとしたら、この作品を毎日観ると思います」と語る同作。最後に松山が「エンドクレジットの後も続きがあります。最後まで楽しんでください」とメッセージを送った。
レッドカーぺット上の松山と中田監督 |
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